夜も更け、緑山一帯で明るいのは照明が当てられた小山のコリント台のみ。その頂上にたけし軍一同集結。いつも素人にやらせているが、こんな時に限ってたけしは「こんなことやらしちゃいけない」などと言い出すのであった。一方、今宵の城みちる隊長は豪快に放り投げると宣言!!
先々週よりお目見えした運が命の難ゲーに、枝豆・松尾・井手の3人が挑む!
1.井手らっきょ
先鋒は井手。「行くよ、思いっきり行くからね!」と城隊長に声をかけられ、すでにビビっている。
まずは真ん中コース、勢いよく転がるかと思いきやいきなりストップ。見かねたたけしが蹴って再スタートを切る。
三角トラップに2度も乗って宙に浮き、ゴールに向かっていくが残念ながらドクロマークのボックスに突入。残念ながら失敗!
2.つまみ枝豆
次鋒は枝豆。城隊長ではなくたけしによって思いっきり転がされ、ボールは一路左側へ。トラップにぶつかって何度もジャンプ。中に入っている枝豆はたまったもんじゃないが、見ている側は面白いようで… スタート地点で様子を窺うたけし達から驚きとともに笑い声も飛ぶ。
勢いに乗ったボールはそのままドクロに突入。こちらも失敗
3.ビートたけし
続いては松尾! …ではなく、殿自らボールに入り込む!
硬いボールに頭をぶつけていきなり倒れ込むたけし。一応、割れないように頑丈にできているのだ。
無理矢理殿をボールに押し込めた家臣たち。ヘルメットもクッションも装着しないのでこのままではアブナイ。そこで…
軍団総出でボールを持ち、下に降りていくというせこい技で強引にゴール!! まぁ、こんなことでもしないと通過できないゲームということで…。とりあえずズルでもクリアはクリアなのだ!!
たけし軍の戦いもいよいよ佳境に。暗い中、軍団たちは命がけで海峡を渡ることになる。
今回のルールは第13回の親子大会と同じ。たけしが撃つ金の球を受け取って、持った状態で橋を渡っていく。
一方の迫撃手は恐ろしい形相の上田馬之助とストロング金剛だ。しかも味方であるはずのたけしがふざけて金の球をぶつけてくるので、余計難易度が高くなっている! 軍団たちよ、気を引き締めて渡るのだ!!
1.ラッシャー板前
まずやってきたのはラッシャー。揺れる橋に足元はおぼつかない。たけしからの第1球を取り損なうと、上田から剛速球が飛ぶ! ついでにたけしからも攻撃が飛んでくる。
しゃがんで橋をつかむラッシャーの頭に、たけしの撃つ球が直撃! この後は金の球を弾き返したりとまったく進むことができず、転落してしまった
2.グレート義太夫
続いてはデブな義太夫。まずは金の球を3発連続で発射するが、義太夫はとてもじゃないが受け取れそうにない。
もう一歩前へ出るよう促すが、義太夫は一歩も前に進めない。そこへたけしが金の球を発射。頭に1発、左腕に1発当てて義太夫を落とすことに見事成功! …そういうゲームではない!
3.松尾伴内
そーっと進み、きちんと金の球をキャッチする松尾。そこへ上田からの剛速球、ついでにたけしからも球が飛んできて松尾は悲鳴を上げる! 味方を撃つような真似をする殿、それになんとか耐える松尾だったが、上田の放った弾が持っていた金の球に直撃。
落としてしまった松尾は「金の球下さい!」とたけしに懇願。希望にお応えして金球を発射するが、松尾はしゃがんでしまって受け取れそうな体勢を取れない。次第に混乱してきた彼はどういうわけか黒い球をキャッチしてしまう。石倉の注意で慌てて気づき球を放した彼は、フラフラと橋から転落してしまった
4.そのまんま東
「東、球がもったいないからまずは練習だ」と言ってたけしが迫撃砲から放とうとしたのは、その辺の石。小さすぎた石はコロコロと落っこちていった。
気を取り直して金の球を発射。高所恐怖症のため足が震え動けない東だったが、見事キャッチ。しかしここからが本番。へっぴり腰の状態で「待ってください。撃たないでください」と上田やたけしらに懇願。だが上田の撃つ球が東の鼻をかすめ、たけしの球はケツに激突! 痛がる東にたけしは走れとアドバイス。素直な東はその通り走るが、途中で転んで金の球を落としてしまった。
橋の途中で座り込む東の顔面に黒い球が直撃。へたり込む東へ追い打ちをかけるように上田・たけしのW攻撃、連続で食らった東は橋がひっくり返って転落のピンチ! 橋の表に戻ろうと足掻くがとうとうギブアップ。自ら海峡の藻屑へと消えていった
5.井手らっきょ
剛速球で飛んできた金の球に驚く井手、避けつつも3発目でキャッチする。それを服の中に忍ばせると、カメラに背を向け慎重にカニ歩きスタイルで進んでいく。そして攻撃を何発も食らいながらも、抜群の運動神経で海峡を見事突破!!
喜ぶ石倉を横目に、クリアされてしまったたけしは何だか浮かない様子で…!?
【谷城天守閣】
たけしの息の根を止め、城を乗っ取る気満々のトカちゃんと大ちゃんが潜む「人喰い穴」。今日もまた一芝居を繰り広げ、くだらないギャグを飛ばして脱力っぷりを見せつけてくれる。
原始人トカちゃんは真ん中下、インディアンの大ちゃんは真ん中上の穴に入った。果たしてたけし軍はこの穴を乗り越え、無事城にたどり着くことができるのであろうか!?
1.石倉三郎
たけしの指示で先陣を切ることになった石倉、まずは真っ暗なトンネルへと突入していく。その様子を不安げに見つめるたけしと軍団。さすがにこの難関は怖いようだ。
さて、トンネルから出てきた石倉はよろい注と鉢合わせ。一瞬怯んだが難なくかわし、真っ先に選んだのは右の穴。キリスト教風に胸で十字を切ってお祈りし、いざ突入! 無事決戦進出である!!
2.ビートたけし
トンネルの入り口にぶつかるというギャグを2連発でかますたけし。軽いギャグで不安を和らげようというのだ。
トンネルを潜り抜け、現れたよろい注に後ろからアタック。しかし、彼を怒らせただけである。そそくさと逃げるように5つの穴へと向かっていったたけしは、どの穴を選べばいいか不安でしょうがない。
まずは右の穴の中を覗き、次は真ん中上の穴に足をかけて内部をチェック。その穴に大念寺が潜んでいることを確認し、先ほど覗いた安全な右の穴に入り込んだ。ズルい手を使ってでも城にたどり着きたいたけし。彼も見事?最終決戦進出!
3.たけし軍団
残された軍団たちがぞろぞろとやってきた。トンネルから出るなり、待ち構えていたよろい注を寄ってたかって倒し、殴る蹴るの暴挙に及んだ! 一方的にやられたよろい注は叫び声を上げる!
そして軍団はちりじりになって、5つの穴にせーので飛び込む。
左上の穴には大森、枝豆、ラッシャー。左下は東と義太夫。右には松尾、タカ、柳、おぼが突入しクリア。
一方、大念寺の潜む真ん中上には長嶋と大道、渡嘉敷のいる真ん中下にはダンカンと井手が運悪く引っかかってしまった。大暴れする怪人2人は、絶叫しながら軍団をボッコボコに! めちゃくちゃな状況の中、CMに突入。
ひとまず石倉やたけしを始め、クリアした者がいるということで全員が決戦に進出。宿敵・谷を討ち取り、城を取り戻すべく最後の戦いに臨む!!
石倉 来ましたな、殿!
たけし いやぁ、これがコリントゲームな
石倉 来ましたな~、結構なもんですな!
たけし これ上から眺めがいいな!
石倉 眺めがいいし、なんかちょっとやっぱり怖いですな
たけし 怖いなぁ
石倉 なんとなくこれはやっぱり
たけし こんなことやらしちゃいけないよだけどな。もう作るのもしょうがないな
石倉 そう思いましたか
たけし 俺、明日から宗教家になる
(拝む2人)
たけし あ~ぁ
石倉 しかしこれをね、城隊長は毎回押してるんだから、この人も…
城 今日はこれもんでいきますからね(大きく放り投げるポーズを取る)
たけし ほらほら! ほらほらほら、これだもの
石倉 すっかりノっちゃってるんだから
たけし 危ないな、そういうのはな。やっぱりそういうことは良くない! やっぱりね、人間だってナマモノだからな。転がったりってやっちゃいけないよ! でもどうしてもやりたいってヤツがいるんだから不思議だなぁ
石倉 これおかしいですな!
たけし 誰だ? もう準備できてるの?
石倉 枝豆と松尾?
たけし 競艇の選手かと思った
石倉 いますな
たけし 何だい。出たな。横山やすしさん? このカッコしてたら大丈夫だろ、井手!
井手 は、いや…
たけし いやってなんだよ。嫌じゃないよ!
石倉 完璧!
たけし 俺がやりたいぐらいだよ! おし、準備!
軍団 はっ!
石倉 頑張れよ!