TBS版(昭和版)
第13回
「夏休み特別企画第三弾!全国親子大会」
1986年9月5日(金)20:00~20:54放送
視聴率21.1%
「特別企画第3弾・激情親子大会」燃え上がる親子の愛に思わず涙 恐怖のシーソーに果敢に挑戦ほか

オープニング

 天を突き聳え立つこの城を、人はたけし城と呼ぶ! 今日は特別企画第三弾として、親子68組がこの城を巡って壮絶な戦いを繰り広げようとしているのだ!
 親子軍の圧倒的な軍勢に押されて、たけし軍が敗走してきた。攻撃軍は親子ゆえに顔もそっくり、息もピッタリ! それだけに、あの鉄壁の守りを誇るたけし城落城の期待はいやが上にも高まっている!
 親と子と、どちらか片方が脱落すると両方失格という過酷なルールだ! しかし、負けるな親子軍!

イントロダクション

またまた野球中継を挟んで2週ぶりの放送となったたけし城は、以後恒例となる親子大会を初開催!

親子で力を合わせてたけし城攻略に挑むわけだが、今回は特別なルールがある。ゲームに2人で挑戦する場合と、どちらか片方だけが挑戦する場合の2パターンがあるが、いずれにしても片方がミスすると連帯責任でその親子は失格となってしまうのだ。この非常に厳しいルールを乗り越え、決戦まで勝ち残る親子は現れるのであろうか?

桂邦彦プロデューサーが番組の成功でついに"副部長"へと出世を果たした(TBS制作局演出2部副部長)。桂Pに代わって、たけしと石倉が今回集まってくれた親子たちに御礼申し上げた。出世を祝してというかどうかは分からないが、2人の衣装がまたまた変わっている。

さて、親子軍を待ち構えているのは親不孝者だらけのたけし軍。

「人喰い穴」の渡嘉敷勝男は子泣き爺、大念寺誠はミイラ男に。ミイラ男はもはや誰が誰だかわからない。

「カート戦」の戦車隊長、山川豊は今週休まず出演。

新ゲーム「すもうでポン」では忍竜、すがぬま伸が初登場!

城みちるは「第二砦」守備隊長を更迭され、新衣装で現れた。

そしてストロング金剛、丹古母鬼馬二、たけし軍団、武者人形と、お馴染みの面々が立ちはだかる!!

すもうでポン、親子の重み

関門・生き残り

参加組数 68組
国境の坂 66組
第一砦 64組
悪魔の館 51組
キノコでポン! 45組
すもうでポン 39組
親子の重み 30組
跳んでおめでとう! 19組
ジブラルタル海峡 8組
人喰い穴 6組
カート戦 敗北

戦いの詳細

国境の坂
攻撃隊長・谷隼人 いいか! これから難攻不落のたけし城を攻撃する! 行く手には数々の難関が待ち構えているが、全力を挙げて頑張ってほしい、いいな!
親子軍 オーッ!!
 まとまりがいいですよ。今回は親子大会。このくらいまとまってるともう、家庭の仲、非常に上手くいくんですけれどもね

親子68組が国境地帯の山に集結。お馴染み金子造園も親子で登場。今日はお嬢さんとお揃いの恰好で挑む。そして沖縄から外国人の親子も参戦した

 それじゃあまぁ、今日はあの、お子さんもいらっしゃってあの、あれですけども。親子で力を合わせて頑張ってほしい。それじゃあ行きますよ。行けーッ!!
 谷隊長の号令一下、親子軍の出撃だ!!
戦場レポーター・柳沢慎吾 みなさん、こんにちは! 戦場レポーターの柳沢慎吾です。今日はですね、夏休み特集第3弾ということで、親子大会が始まります。今日はこの緑山にですね、なんと140名、70組の親子たちが集合してくれました。今日はいったい、この国境の坂道でどのような愛のドラマを展開するでしょう。私、そこんとこ徹底的にリポートします。お楽しみに。いやぁ~、少しでもね、みんなのお役に立てようと思ってね。へっへっへ、よく滑るようにな~
 さぁ、いよいよたけし軍対親子軍の戦闘の火蓋が切って落とされた! 子供たちの機動力あふれる動きと、親たちの頭脳プレーで今日こそあの高く聳えるたけし城を陥れるのだ! 進め、親子軍!!

柳沢は「みんなのお役に立ちたい」などと言いながら、よく滑るように坂をモップで拭いていた。というわけで、水で滑りやすくなっているこの坂に、親子たちが攻め込んでいく。2人とも乗り越えないと失格となるだけに、さっそく親子愛が試される難関だ。

だいぶ苦戦する者がいる中、Tの字を入れたシャツの親子は、手を取り合って坂を乗り越えることに成功した! ちなみに今回は、池の代わりにウレタンマットが敷かれている。坂を滑ったら水びたしになる、なんて心配はないぞ。

坂を乗り越えた11歳の少年は、父が坂の手前で苦戦中。父の名を呼びつつ「早く来い!!」と叫んでいた

 子供たちは軽々と坂を乗り越えていくが、親の方はなかなか歯が立たないようだ。ここで倒れたら親の面目丸潰れだ! がんばれお父さん、進めお母さん!!

金子造園社長のお嬢さん(9歳)は父を置いて先に乗り越えてしまった。当の社長は他の子に乗っかられて大苦戦。

挑戦者たちが泥だらけになる中、先ほどクリアした11歳少年の父(41歳)が乗り越えてきた。みんなを助けようとしたが、諦めて先に行ったという。

初めて会う親子同士協力し合っているが、重みでロープがちぎれて滑落。中には、坂の頂上で仲間を助けようとしていたら、足を踏み外して先に行ってしまったお父さんも…。

子供たちが先にクリアする一方で、親が先に乗り越えるケースもあり。子供を置いてクリアしてしまったお母さん(34歳)、娘が心配で気が気でない。向こうにいる娘に向かって絶叫していたが…

残念ながら2組の親子が、早くも脱落したのであった

第一砦
 よくぞ「国境の坂」を乗り越えてきた、我が精鋭たちよ! お父さんも乗り越えましたね、なんとか
あるお父さん なんとかがんばりました!
 娘さん早くね、登りましたけど。それから金子さんとこも大丈夫ね
金子社長 問題ない!
 だいたい行っておりますね。これから「第一砦」。ここで何をやってもらうかと言うと、たけし軍団と水鉄砲の撃ち合いをやってもらう

第一砦守備隊長・そのまんま東 よーし、今日は親子大会だ! 親子と言っても、威張るんじゃねぇ! たけし軍団にも、2人も子供を持ってるやつがいるんだ! 厳しいぞ、それでこの恰好しているのは! おーし!
たけし軍団 エイエイオー!! 

 いいな! 
親子軍 オーッ!! 
 行けーッ!!
 親子入り乱れての「第一砦」の銃撃戦が始まった! 親は子を守り、子は親をかばい、涙なくしては見られない親子の愛のドラマがたけし城を舞台にいよいよ繰り広げられるのだ。たけし軍の銃弾は、そんな親子の愛を引き裂くように無常に降り注ぐ! しかし、くじけてはならない! ゆけ、親子軍!!

66組、総勢132人の親子が進軍していく! 相対するたけし軍は、砦の上に3人、内部に4人、突撃隊が4人の計11人体制。親子大会とあって、突撃隊は強力なマシンガンを装備した者が2人も混じっている。彼らの激しい攻撃を掻い潜りながら突破しなくてはならない。なにより、今回は1人でも的を射抜かれたら失格となってしまう。運命共同体である親子たちは、互いに頼り、互いに助け合い、互いにかばい合って突き進むのだ。くれぐれも子(あるいは親)を置いて、自分だけ先に行ってしまうことがないようにしてもらいたいものである。

的を射抜かれ泣きべそをかいている息子をやさしく持ち上げ、頂上に登るお父さん。娘と手を取り合い、ひたすらに駆けていくお母さん。泥だらけになり、ペンキまみれになりながらも必死に戦う、さまざまな親子の絆が見られた。そんな親子パワーに圧倒された軍団たちは、呆然と立ち尽くすのであった…

 「第一砦」を越えて生き残った親子、64組!
柳沢 壮絶な戦いが展開しておりますが、私はいま、いったい親子というのは何なのか、というのをここで学び取ることができました。これからもがんばってください。健闘をお祈りします。さーあ、みんなのお役に立とうと思ってね、あたしゃ!

親子軍の役に立とうと(?)草刈りをする柳沢レポーターであった。

64組の親子たちは、次なる難関目指して進軍を続ける。コマーシャルの後、2人の悪魔が襲い掛かる!!

CM1
悪魔の館

子供をガキ呼ばわりした石倉を注意するたけし。テレビを見て頂いているのにそんな失礼なことを言ってはいけない、"クソガキ"と呼びなさいとのこと。

というわけで、今回は親子大会特別ルール。親が中に入り、クソガキことお子様が館の上からナビゲーションしてゴールへと導くのだ。だが、子供の指示が悪魔たちの耳にも入る上、必死にチャレンジする親は聞いている余裕などない。かえって混乱を招くだけなので指示しない方がいいかもしれないが、これも全国に放送して視聴率をアップさせようという、スタッフが考えた涙ぐましいアイデアなのだ。

とにもかくにも、親子たちの奮闘ぶりを見てみようではないか

1組目 父(41歳)・息子(11歳)

まずやってきたのは、先ほどの坂で紹介された父親と少年。

「右!」という指示を受けて、入って早々右折するお父さん。しかしその先には池が仕掛けられている。慌ててUターンすると後ろから金剛が追いかけてきた。追及をかわしたはいいが、丹古母に捕まってしまい万事休す。息子の見ている前で顔中墨だらけにされ、親の面目丸潰れ!

ミス

2組目 母・息子

今度はお母さんが挑戦する。スタートしてまず右へ行け、と指示され右へ右へと進んでいく。だが途中で丹古母が待ち構えていた。驚いた彼女は角の部屋に追い詰められ、そのまま池にドボン! それを見ていた息子は何も言わずただはにかむばかり…

ミス

3組目 父・息子

「こっち行って!」の指示で右の方へ進む父親。しかしその先には丹古母が潜んでいる。扉の裏に隠れていた悪魔を見るなりUターン。今度は「あっち行って!」と言われて進んだ方向に泥の池!

ミス

4組目 父・息子

「前ダメ!」と、前の部屋に悪魔(金剛)が潜んでいることを知らせる息子。悪魔がいないルートを探るお父さんだが、丹古母に見つかってしまう。戻って逃げようとしたが、今度は金剛に発見される。金剛・丹古母の追跡を振り切り、ゴールに向かってダッシュ! 見事クリアしたが、息子のナビゲーションの意味はあまりなかったかもしれない

クリア

5組目 母・娘

ヘルメットに草を生やした陽気なお母さんが現れた! 娘が必死に声を上げるのだが、悪魔の雄たけびでかき消されてしまう。かくして悪魔2人に見つかって追われた母は、哀れ池に突き落とされてしまうのだった…

ミス

6組目 母(36歳)・息子(12歳)

「落ちたらお前だぞ」と、息子を脅す怖い母親。怒りを買わぬよう、あっち、そっち、と必死に指示するが、悲しいかな息子の声は届かない。右往左往するうち、とうとう悪魔に追い詰められた母は、息子に「走って!」と言われて池に向かって走り出してしまう。息子の言う通りに動いて落っこちてしまった!

初めは怖い表情を浮かべていたお母さんも、思わぬ結果にインタビューでは笑ってしまっていた

ミス
城主・ビートたけし 子供が悪い方教えて。「走って、走って」って、この子(笑)
家老三太夫・石倉三郎 現代のこの、世相を反映してますな(笑)

7組目 母・娘

「ダメ!」と叫ぶ娘の声が聞こえたのか、はたまた金剛を見てしまったのか、池のある方に向かって走り出す母。なんとか池の一歩手前で踏みとどまりゴールを目指すも、丹古母に確保されてしまった。顔に墨を塗られ、さらに池に突き落とされる哀れなお母さんであった…

ミス
キノコでポン!

やっとタイトルが決定した「キノコでポン!」。考案者である長野県の高校生、16歳の女の子が緑山に招待された。約束通り、このゲームにチャレンジしてもらうこととなった。

今回のキノコは特別仕様。お子様に挑んでもらうのでいつもより小さく、軸がひと回り細くなっているのだ。そのぶん回転スピードが格段にアップし、いつもより大きく回る。女の子はいつも通り、ロープを使用することが許されているぞ。

吹っ飛ばされないようしっかりと掴まり、ゴールで待つ親の胸に飛び込んでほしい!

「キノコでポン!」命名者

タイトルをつけた女子高生がチャレンジ! ロープを撒いて、猛スピードで回転するキノコにがっちり掴まる。最後まで態勢を保ち、見事渡り切ることに成功した!

クリア

1組目 父(38歳)・息子(10歳)

身が軽そうな少年がキノコに掴まる。父の声援を受けて無事渡り切ることができるか? 男の子なので、側面に唯一開けられた穴に手を伸ばして飛んでいくことになる。

中間地点を過ぎた辺りでキノコから足が離れ、転落の危機に。しかし父が待つゴールの島まで耐えきって、無事成功した!

この難関を見事クリアしたため、インタビューでは父子ともども非常に喜んでいた。柳沢のエールを受け、次なる難関へと進む!

クリア

2組目 母・息子

キノコに掴まる姿がちょっと危ない少年。谷隊長に支えられて、いざスタート! 初めは何とか耐えていたが、次第に回転スピードが増すキノコから手を離してしまい転落! ゴールで様子を見ていたお母さんは、なんとも悔しそうでした

ミス

3組目 父・息子

今度の少年は、キノコにしっかり掴まってスタートを決める。そのまま最後まで体勢を崩さずゴールに到達。最後はキノコに吹っ飛ばされてしまい、上手く着地を決めることはできなかったが、父に手を取ってもらって起き上がり、次へと進んでいった

クリア

4組目 父・娘

次は女の子なのでロープを使う。小さい子なので、谷隊長にお尻を持ち上げてもらってキノコに掴まり、池の上を飛んでいく。先へ行けば行くほど回転力がアップし吹っ飛ばされそうになるが、見事パパの元へと到着! ゴールの島ではキノコから落っこちて危ない目に遭ったが、パパに支えられて次を目指す!

クリア

5組目 父・息子

谷隊長に支えられキノコにしがみつき、空中散歩開始。しかしスタート直後「ヤバイヤバイ!」と絶叫。回転に耐え切れず落っこちてしまった。そんな息子を見て父は大笑い。挙句「泳いでこい、泳いで!」と、最後までスパルタなお父さんであった

ミス

6組目 父・息子

半分を過ぎたところでキノコから滑り落ちそうになり、振り回される少年。しかし最後までふんばって渡り切り、見事ゴールした!

クリア

7組目 母・息子

今回は合格者続出のこの関門。続いての子もクリアできるであろうか?
 今度の男の子は、苦しい表情を浮かべながら空を飛ぶ。母の「しっかり掴まって!」という応援を受けながらがんばるが、あともう少しというところで惜しくも失敗…

ミス

8組目 母(42歳)・息子(8歳)

次の少年、途中でキノコから足が離れピンチに! ゴールの縁へと吹っ飛ばされ、池に落ちそうになった息子の元へ母が駆け寄り、無事救出に成功! 見事な親子愛を見せた!!

クリア
 着地点の縁に激突した子供を深い母の愛で救った親子(42歳のお母さん・8歳の男の子)に、今日最初の敢闘賞10万円が贈られた! おめでとう!!
すもうでポン
 さぁ、次なる難関は「すもうでポン」! 安易なネーミングだが、内容は実に面白い! 戦士たちが抽選で5色の土俵の中から1つを選び、それぞれの土俵を守るたけし軍の関取と戦うのだ。運が勝敗を左右する、なりゆき番組ならではの趣向だ。

新種目が登場! くじ引きで出た玉の色の土俵を守る対戦相手と相撲で勝負する。先に手足が地面についてしまったり、土俵の外から出てしまった方が負けである。今大会だけの特別ルールとして、親子2人で力を合わせてたけし軍の力士1人と戦う。親子2人とも倒されるまで試合は続く。先に1人が負けてしまっても、もう1人が敵を倒せばクリアとなるのだ。

ちなみに女人禁制の大相撲の土俵と違って、緑山の土俵は女性も足を踏み入れることができる。しかし相撲なので、挑戦者たちにはもれなくまわしを締めてもらう!

さて、今回たけし軍が用意した5つの土俵を守る力士たちは…

初代貴乃花の兄弟子という元二子山部屋の忍竜

か細い城みちる。今回は「第二砦」ではなく土俵を死守する

病み上がりのすがぬま伸

体重だけは重い、軍団のグレート義太夫

巨大な起き上がりこぼしのハリボテ君。この人形は頭が地面に着くまで押さないと、勝利は認められないぞ

行司はガダルカナル・タカが担当する

1組目 母・息子

vs 城みちる

最初に試合に臨むのは、母親と男の子のペア。子供が引いたのは黄色、これは城みちるである!

相手が弱そうなので「やったやった」と喜ぶお母さんだが、城隊長は「ナメられたから本気でやるよ!」と闘志を剥き出しにする。土俵に塩を撒いて、いざはっけよいのこった! 2人がかりで城にしがみつく親子。母は上半身を押し、息子は足を引っ張る。それでも城は親子を振り回して土俵の外に投げ飛ばそうとするが、2人の力に圧倒されるばかり。最後、母に足をかけて倒した城だったが、そのままの勢いで自分も倒れてしまった。

最後まで子供が残ったということで、この勝負は「寄り倒し」で親子の勝ち!

勝利

2組目 母・娘

vs ハリボテ君

次の親子が引いたのは、最弱のハリボテ君だ!

親子に押し倒され、やられるだけの彼。土俵外に頭が付いて、この戦いは「押し倒し」で親子の勝ち!

勝利

3組目 母(34歳)・娘

vs グレート義太夫

3番目は「国境の坂」で自分だけ先にクリアしてしまったお母さんが再登場。身を案じていたが、どうやらあの後、娘も坂を乗り越えたらしい。

彼女たちはここで軍団一の巨漢、グレート義太夫と対戦。戦う前から母親の方は怖がっている。そして取組が始まると、親子は義太夫の身体を押して土俵の外へ押し出そうと試みる。しかし義太夫は女2人の力を難なくかわし、娘の腕を掴む。そこへ母親が左足を持ち上げて振り回す。右足一本でなすすべがない義太夫は、母親に突き倒されてしまうのであった。

よってこの戦い、「突き倒し」で親子の勝利!! 初めはあんなに怖がっていたが、結局一番怖いのは義太夫ではなく母の方だった!

勝利

4組目 父・息子

vs すがぬま伸

柔道着の親子が引いたのは"歩く肝硬変"だの"歩くホロコースト"などとあだ名されているすがぬま伸

いきなり猫騙しをして油断を誘うすがぬまだが、そんなものがこの親子に効くはずもなく… 父親に突き倒されてひっくり返ってしまった。「突き倒し」で親子の勝利!

勝利

5組目 父(39歳)・息子(11歳)

vs 忍竜

子供が引いたのは、最強力士の忍竜! しかし男の子は恰幅が良く、いい勝負が期待できそうだ。

父子で忍竜を押し出そうとするが、逆に押し返されてしまう。まず父が「突き倒し」で負け、残った息子も「押し出し」でやられてしまった。

インタビューによると、息子さんは柔道と野球をやっているとか。柳沢レポーターはこういう少年が好きなようで「勉強できなくてもいいよ!」と頭をなでるが、父曰く勉強できる子。思わぬ失礼をしてしまった柳沢は恐縮しきり

敗北

6組目 父(24歳)・息子(6歳)

vs 城みちる

沖縄の外国人親子がと対戦! 子供を投げ飛ばした城だったが、父親の怒りを買ってしまい(?)土俵外に投げ飛ばされてしまった!

「小手投げ」で親子の勝利!

勝利

7組目 父・息子

vs 忍竜

次に出たのは、よって忍竜

まず子供を「寄り倒し」、父親を「小手投げ」で投げ飛ばし、忍竜の勝ち

敗北

8組目 父(38歳)・息子(10歳)

vs 忍竜

「紫だけはやめろよな!」という父の願いむなしく、の玉を引いてしまった息子。こうなったら忍竜と戦うしかない!

四股を踏んで父親は気合いを入れる。取組が始まるや否や、なんと父親は相手に飛びかかる! そして二人馬力で、最強力士の忍竜を外に出してしまった!

「押し出し」で親子の勝利!! 会場からは大きな拍手が上がった!

勝利
 生き残り39組。意気揚々と次の難関へと進む!

忍竜をも倒してしまった親子戦士たち。実に見事なパワーを発揮して過酷な難関を突破していく。

まだ半分以上生き残っており、今週こそ落城が期待できそうだ。CMのあとは、もうひとつの新種目が待ち構えているぞ!!

CM2
親子の重み

親子大会限定の新ゲームがついにお出ましだ。これはシーソーの両端を、親子がタイミングを合わせながらバランス良く渡っていくというものだ。2人の息を上手く合わせないと、すぐ池に落ちてしまうぞ。

シーソーは全部で10本。初めの3本は幅広だが、4本目から細くなる。合格すると噴水が上がるぞ(※「決死の暴走列車」からの流用)

1組目 父・息子

セミを模した異様なスタートゲートをくぐって、「頑張るぞ!」「オーッ!」と元気よくやってきた父子。

「1、2、3…」と数えながらシーソーを踏んでいくが、5本目を越えたところで息子が先に進んでしまい、遅れた父が池に沈んでしまって失敗。一瞬のズレが命取りとなってしまうのだ!

ミス

2組目 父・息子

先に息子がシーソーに乗って進んでいってしまう。慌てたお父さんも飛び乗るが、どんどん先に進んで子供を追い越し、タイミングが合わなくなってしまう。シーソーによって高く上げられた息子は、まるで映画『犬神家の一族』のように、頭から池につっこんでいった!

ミス

3組目 父・息子

ほぼ同じタイミングでシーソーに乗り始めた。しかし3本目の所で父親の方が出遅れ、足を踏み外してドボン!

ミス

4組目 母・娘

スタートのタイミングはズレたが、ゆっくりと進むことで挽回。しかし重いお母さんの方にシーソーが傾いていく。8本目で母が足をかけたところ、大きく傾いて2人とも転落!

ミス

5組目 父(38歳)・息子(10歳)

先ほど忍竜をやっつけた勇敢な親子が、威勢よく再び登場! しかし気合いが空回りしたのか、息子がスタスタと先に進んでしまい、置いてきぼりを食らった父は5本目のシーソーで落っこちてしまった…。そんな息子を、父は「バーカ!」と叱っていた。

インタビューでも父は「こいつのせいだ、このバカがいけないんだ! タコなんだよお前は!」と怒りが収まらない。息子も反論し始め、とうとう親子喧嘩が始まってしまった! …しかし、一通り言いたいことを言ったら収まったのか、最後は仲直り。柳沢も「いいね! 親子っての本当にいいね!」と感動していた

ミス

6組目 父・娘

子供の方を見ないで、勝手にスタートし始めてしまったお父さん! 娘はバランスを崩して頭から沈んでいってしまった。

このどうしようもない父親に腹が立ってきたのか、「子供見なきゃだめだよおとっつぁん! な~にをしとるんだ、糞親父このバカヤロー!」と石倉も怒り出す始末だ

ミス

7組目 父(38歳)・息子(10歳)

「キノコでポン!」を1発目にクリアした、赤いランニングシャツの親子。

スタート地点の軟らかいウレタンを踏んだ息子がいきなりバランスを崩しそうになったが、なんとか1本目に飛び移る。そして息を合わせて渡っていくかに見えたが、どんどん先へ進む息子に慌てる父親。8本目で転落! …どうみても落っこちているのだが、なんと強引にシーソーに乗っかって、無理矢理ゴール!

もはやタイミングもくそもないが、合格が認められた

クリア

8組目 母・息子

「なんで見ませんかね、横を?」と石倉が疑問を投げかける。そしてこの親子も御多分に漏れず、お互いを見ないでそのままスタートしてしまう。

当然タイミングが合わず、母親の方が先行。7本目で大きく傾き、沈みかけるお母さん。そこへ息子が飛び乗って、シーソーを平行にしようと体重をかける。戦線復帰した母であったが、息子はそのままゴール目指して一直線。置いてかれたお母さん、8本目の今度こそ転落。首が後ろのシーソーの下に入って、溺れて死にかけてしまった!!

ミス

結局、息をピッタリ合わせた親子は存在せず。タイミングより、むしろ強引にクリアする図々しさが決め手なのであった…

跳んでおめでとう!
 さぁ次なる難関は、運河の多いオランダが発祥の地だと伝えられる「跳んでおめでとう!」だ! 親子たちが、その握力と瞬発力で見事クリアすることを祈ろう!

難関ゲームに親がチャレンジ! ポールを掴み、助走をつけて上手く池を渡ろう。子供の声援を受けながらゴールに飛び移るのだ。

今回のゴール地点は、長方形のウレタンマットに変更されているぞ

1組目 父・娘

「パパがんばって!」という応援を受けてチャレンジするお父さん。きれいな弧を描いてジャンプするが、ゴール地点のウレタンに激突! 惜しくも失敗してしまった

ミス

2組目 父・息子

泥だらけの道着で戦う親子。「たぶんダメだろうな、このおとっつぁん」と石倉はつぶやくが、予想に反してゴールに着地! 見事クリアして、息子も手を叩いて大喜び!!

クリア
たけし おぉ~、上手い
石倉 いやぁ、いいねぇ~。あの子供の喜ぶ顔が

3組目 父・息子

「ガンバレよ!」との息子の期待に応えられるか。しかしジャンプした瞬間、ポールを掴めずスルスルと落っこちて池に着水! 子供は拗ねて向こうへ行ってしまった…

ミス

4組目 父・息子

「がんばれ!」と息子が応援。父は上手く飛んだ! …が、ウレタンマットに足が当たって池にドボン。惜しくも届かなかった…

ミス

5組目 母・娘

ふくよかなお母さんの登場。しかし太っている人にはやや不利なこのゲーム、たけしも見るなり「こら、お母さんダメだ。これ前行った瞬間に落ちるだろ」と判断。案の定、悲鳴を上げながら即落下。池に落ちた母を置いて、娘は向こうへ行ってしまう

ミス

6組目 父・息子

前田武彦似のパパさん。助走、ポールの位置、ジャンプ、いずれも文句なし。見事ゴールに着地してクリア!! 難関を突破した父を、息子はたくましく感じたようだ

クリア

7組目 父・娘

「お父さんがんばれー!」と娘が叫ぶ! しかし助走せず、ポールを掴む位置も低い。そんなわけだからゴールには若干届かず、マットに顔面を激突しながら池に落っこちてしまった!

ミス

8組目 父(39歳)・娘(10歳)

「必勝たけし城」と書かれたお手製Tシャツを着て挑む親子。

ポールに掴まり、空中でクルリと回転してゴールに胸を打ちつける! そのまま手を離して落ちれば失格だが、なんとか持ちこたえる。現場で見守る他の子供たちから応援され、必死によじ登る! スタッフの判定でクリアとなり、チャレンジした親子ばかりか他の子たちも喜んでいた!!

クリア
たけし 嬉しそうだねぇ
石倉 いやぁあの、心が洗われますな、殿
たけし 会社で昇進したより嬉しそうな顔しているな

9組目 父・息子

桂邦彦プロデューサーみたいな顔したお父さんが登場。

子の声援を受けてチャレンジするも、途中でポールを離してしまい大きくダイブ! 息子は「お父さん大丈夫?」と心配したが、すぐ引き返してどっかへ行ってしまった

ミス
たけし お父さん大丈夫、と言いながらも近づいてこなかったな

クリアした親子は喜びを分かち合う一方、池に落ちた親を見捨てて向こうへ行ってしまう子供の姿も。いやぁ親子のカタチって実にさまざまですね…

ジブラルタル海峡

今回は親子大会特別ルール、子供を砲台に入れて親が撃つ! …と、たけしが言うような残酷極まりないルールではない。子が白い球を発射するので、それを親が受け取って、持った状態でつり橋を渡るのだ。後におなじみとなるルールがこの回、初めて登場するわけだ。

白い球は5発まで発射が許されている。5発以内に受け取れなかったり、途中で球を落としたら即失格となる。この厳しいルールを適用する代わりに、軍団の迫撃砲は1台に削減。行く手を阻む岩は橋の表側はゼロだが、裏側に3個設置されている。さらにスタート地点に手すりが設置された。

よりスリリングなゲームとなったこの海峡、果たして白い球を持って渡り切る親は現れるだろうか?

1組目 母・息子

最初に挑戦するお母さん。まずは息子の迫撃砲の照準が合うかどうか。既定の位置まで進み、まず1発目はキャッチに失敗。2発目は成功し、左腕に球を抱えながら歩み始める。まもなく軍団の攻撃が開始。

いつものように砲弾が容赦なく飛び交う。足に何発も食らって耐えていたが、頭部へのヒットはさすがに無理! 痛恨の一撃を食らって海峡に落下していった。あまりにも酷い攻撃に、観客から軍団へ抗議の声が上がっていた。しかし、戦いとは常に非情である

ミス
たけし これは酷いよお前、これはないよお前
石倉 人生というのは、このようなものです殿
たけし これは怒られるよお前。これはちょっとクレーム来ると思うな
石倉 いや、人生
たけし あの頭はいけないだろ、ガッキン!だぞ、こう…

2組目 父・息子

へっぴり腰で白い球を待ち構える父。息子が放つ白い球は、頭上を越えてしまった。しゃがんでいては受け取れないと悟ったのか、体勢を立て直して2個目を見事キャッチ。

しかし問題はここから。中間地点まで進むが、橋の揺れが酷いため動きが止まってしまった。そこへ軍団が攻撃、持っていた白い球に砲弾が当たり放してしまった。無情にも転がっていく白い球。残念ながら失格となり、父は海峡に身を投じた

ミス

3組目 父・娘

娘に合図を送り、白い球をキャッチ。調子に乗って走って海峡を渡ろうとするが、ゴール直前で転んでしまい落下の危機に! ボールを落としたら失格だが、なんと手で橋をつかみながら、アゴでボールを運ぶ作戦を取り始めた。そしてゴール地点でスタッフに「OKですよ!」と声を掛けられ、見事海峡を突破。場内からは拍手が起こった

クリア

4組目 父・娘

クリアされてしまったためか、軍団たちは白い球を受け取る前から迫撃砲を放つ暴挙に出た。子供から白いボールを受け取ったものの、攻撃が激しくて吊り橋が揺れるため思うように進めない。何発も砲弾を食らい、とうとう持っていた白い球を落としてしまった。球を取られてしまって万事休す、その場で落下していった

ミス
たけし 玉が、玉が取られちゃった。玉がなくなっちゃうのが面白いね

5組目 父・息子

柔道着の親子が挑戦。しかし父親は揺れる橋にフラフラするばかり。白い球を受け取る前に落下してしまった

ミス

6組目 父(金子社長・37歳)・娘(9歳)

ここまで残ってきた、ご存知常連の金子社長。しかし何度も出場する強者でも、揺れる吊り橋に苦戦。白い球を受け取るが、持って進むのはなかなかの苦労がいる。観客からは「走れ!」という無茶な要求まで飛んでくる。場内の要望に応えて、いちかばちか走り出す! さすが造園業をやってるだけのことはあり、海峡の向こう側まで到達。

最後に橋から落っこちたが、ゴール地点で「オッケー! オッケー!」と自分から言い出して強引にクリアしてしまった!

クリア
石倉 オッケーオッケーって、自分であの人いつも言うんだよ…。全部自分で仕切っちゃうの
たけし あの人自分で仕切っちゃうからいけないんだよ
石倉 ほんとにねぇ…

7組目 父(24歳)・息子(6歳)

沖縄の外国人親子もここまで残った。白い球をキャッチし、迫撃砲を喰らいながらゴールまでダッシュを試みる。しかし、足に痛恨の一撃を食らって転落してしまった…

ミス
 「すもうでポン」では我が子を顧みず怪力を発揮! 勝ち進みながらも「ジブラルタル海峡」で遭えない最後を遂げた外国人親子(24歳のお父さん・6歳の男の子)に、今週2組目の敢闘賞10万円が贈られた! おめでとう!!
 「ジブラルタル海峡」を越えて、生き残り8組!

60組が脱落し、残った親子は手を取り合って坂を駆け下りていく。たけし城は近し、最後の難関が親子軍の前に立ちはだかる!

CM3
人喰い穴

ここまで体力の限りを尽くして生き残ったとしても、運がなければ敗れ去ってしまう。まさに人生の縮図と言えるのがこの「人喰い穴」なのである。

今回は子泣き爺に扮した渡嘉敷勝男、ミイラ男になって誰が誰だかわからない姿の大念寺誠が親子たちの前に立ち塞がる!

渡嘉敷 山寺の、おほほ! 和尚さんが、あはは! 毬は蹴りたし、毬はなし!
大念寺 うるさい、子泣き爺! おら、うるさい奴め!
渡嘉敷 何するんだお前は! この野郎! おぎゃ、おぎゃ、おぎゃー!!
(ミイラ男に乗っかかる渡嘉敷隊長)
大念寺 あら、あら、あら、あら、あら~! 待て待て待て! う~!
渡嘉敷 おぎゃー!
大念寺 うるさい奴だな。しゃべるな!
渡嘉敷 おらっ、子泣き爺忘れとるだべ! おら、子泣き爺じゃないぞ!
大念寺 うるさい! もういい、しゃべるんじゃない
渡嘉敷 昔は一休さんって言われたんだべ!
大念寺 あ~、うるさい! いいか、そこの親子たち! 俺たちの屋敷に無断で入ると、生きては返さないからそう思え! うわっはっはっは!
(手から投げテープを放つミイラ男)
渡嘉敷 おっしゃ、いくぞ! いくぞ!!
 今日も臭い芝居と後味の悪い笑い声を残して、妖怪たちが「人喰い穴」に潜んだ!

やりたいこと、言いたいことをひとしきりやって穴に潜んだ2人。子泣き爺(渡嘉敷)は真ん中上、ミイラ男(大念寺)は真ん中下を選んだ。親子たちは2人揃って1つの穴に入らなければならないが、妖怪に捕まってしまうと死あるのみ! ここまでの苦労が全て水の泡だ。

今週から邪魔な図体の巨大武者人形が、トンネルの出口で攻撃軍を今か今かと待ち構えている。さっと避けて進むのだ!

1組目 母(33歳)・息子(9歳)

すっかり陽の落ちた「人喰い穴」へと通じるトンネルの出口で、いきなり武者人形に頭を殴られたお母さん! 悲鳴を上げながら子供とともに穴へと向かっていく。親子が選んだのはの穴。先に母が入り、息子が後に続いた。子供は「そっちじゃない!」と不服そうだったが、結果オーライ。最終決戦進出である!

クリア

2組目 父・娘

上下黄色いシャツと短パンでお揃いの親子。しかしここまでの激戦ですっかり泥だらけだ。武者人形にビビリながら、突入していったのは真ん中上。無念、子泣き爺に叩きのめされてしまった!

ミス

3組目 父(39歳)・娘(10歳)

手を取り合ってやってきたのは、「跳んでおめでとう!」を辛くも勝利した"必勝たけし城"Tシャツの父娘。子泣き爺が潜む穴を素通りして選んだのは左上。見事カート戦進出、たけしと石倉は少々悔しがっていた

クリア

4組目 父(金子社長・37歳)・娘(9歳)

「ジブラルタル海峡」を強引にクリアした金子造園の社長親子。武者人形にぶん殴られながらも、の穴に突入。常連らしく正解を選んで見事突破!

クリア

5組目 父(38歳)・息子(10歳)

「キノコでポン!」、「親子の重み」と難関を突破した赤いランニングシャツの親子。ここも無事潜り抜けて「カート戦」に進出して欲しいものだが、彼らが選択したのは真ん中下のミイラ男が潜む穴。残念、ミイラ取りがミイラになってしまった!

ミス

6組目 父(43歳)・息子(11歳)

「国境の坂」を揃って乗り越えたTの字を入れたシャツ親子が、ここでも手と手を取ってやってきた。左上の穴へと一緒に突入し、無事人喰い穴を突破した!

クリア
カート戦
 「人喰い穴」を無事通り抜けた親子戦士たちが、長い戦いの疲れも見せずたけし城の前に集結してきた。固い親子の絆で結ばれた精鋭揃いである!

長い長い戦いを終え、秘密のワープトンネルを抜けた6組の親子。さっきまで夜だったが、城前は真っ昼間。夏を迎えて、お城の周りは雑草が青々と生い茂っている

 よくぞ生き残ってきた、我が精鋭たちよ! じゃあお父さん、お名前と(職業を)
 よし気合いを入れていこうな! それじゃ最後の戦車戦、頑張っていこう! いいな!
親子軍 オーッ!!
 乗り込めーッ!!
 たけし城落城の悲願を胸に、親子戦士たちが戦車に乗り込む! 最後の奮闘に期待しよう!!

ハチ型のカートに乗り込んだ親子たち。ハチのように舞い、たけしに痛烈な一刺しを食らわせるのだ!

今回はペア大会なので1台の戦車に2人乗り込み、軍団と同じように運転と攻撃を分担することができる。親はカートの操縦を、子供は銃撃を担う。親子2人の力を合わせて戦うべし!

対するたけし軍は、今週もカブトムシ型・クワガタムシ型の戦車を用意した。さらに新兵器のトーチカを戦場のど真ん中に設置。内部に潜む軍団たちが、隙間から水鉄砲やマシンガンで狙い撃ちするのだ。圧倒的に有利にしようと、なんとも卑怯な策に打って出たワケである。しかし軍団が撃つ相手を間違えて誤射しないかと、たけしは疑心暗鬼らしい。

そしていつものように"快速艇"ことたけし専用戦車がフィールドを駆け抜ける。世間ではズルい、早い、紙が硬いんじゃないかともっぱら評判が悪いようだが、たけし曰く「何を言っている! 中にダンボール挟んであるんだから、うちは。破けないよ。強い、厚い、漏れない、ズレない、あの時も安心なんだから」とのこと。ここまでくるともはや何でもありである。

というわけで今週は戦車隊長の山川豊も参加して、親子軍6台・たけし軍6台による「カート戦」がついに始まろうとしているのだ

 行けーッ!!
 さぁ、いよいよ決戦の火蓋が切って落とされた! しかし、親子の愛の絆の力は、いったい、狡賢いたけしに通用するのであろうか? いや、通用すると信じよう!ここまで勝ち抜いてきた、チームワーク抜群の親子たちなのだから! 進め、親子軍!!

ついに最後の戦いが始まった。トーチカを避けるように進んでいく親子軍。そんな彼らにマシンガンの銃口が向けられる。

横浜の親子が乗るカートに、ラッシャー板前がトーチカから激しい攻撃を浴びせる。一瞬で紫色に染まった的は、あっという間に破れてしまった。

たけしが乗る快速艇に近づいた"必勝たけし城"Tシャツの親子も、石倉のマシンガンに射抜かれ失格。

負けじと快速艇に接近した板橋のペアも、四方八方からマシンガンや水鉄砲で攻撃されて敗れてしまう。

千葉から来た親子は、母親が後頭部を撃たれていた。そんなことに気づかない息子は、母に頭をはたかれ攻撃しろと叱られていた…

金子社長親子はカブトムシ型カートに激突するも逆襲され敗退。これで残る親子軍は2組。

オオカブトムシ型たけし戦車の横っ腹に激突する、葛飾の親子。吹っ飛ばされそうになりながら、少年が攻撃を喰らわせる… しかし、たけしの的は戦いの前に言っていた通り、まったく濡れない。真っ白のままである。そして振り向きざまに石倉のマシンガンが火を噴き、親子のターゲットを撃ち抜いた!

そして千葉から来た親子も人知れず敗北、今日もたけし軍勝利を伝える花火がお城から吹き上がり、戦いが終わった…

攻撃軍 敗北
 親子の愛の力を持ってしても、またしてもたけし城攻略はならなかった。家老・石倉の嘲るような雄たけびがたけし城にこだまする!
 もう、全滅…。親子の力もダメです、簡単にやられました。ダメでした…。
 最後まで生き残り、最もたけしの戦車に肉薄しながら惜しくも敗れ去った"Tの字"シャツの親子(43歳のお父さん・11歳の男の子)に、その健闘を讃えて敢闘賞の10万円が贈られた!

エンディング

トーチカが効きすぎて楽勝だったと宣うたけし。石倉も勝負した気にならなかったという。たけしもさすがに悪いことしちゃったと、反省しているんだか、していないんだか…。

さて、またも新企画「都道府県選抜全国大会」の参加者を大募集!(『都道府県選抜全国大会』係) 収録予定日は10月10日(祝)、当時は「体育の日(現・スポーツの日)」でした。全国47都道府県から選ばれし代表者だけが、この日に参加できる大会である。この戦いの模様は、10月31日放送の第21回「第1回都道府県選抜全国大会」で繰り広げられるぞ!

 戦いは、またもやたけし軍の勝利で幕を閉じた。あの小賢しいたけしに打ち勝つには、親子の愛の力しかない。そう信じた我々は間違っていたのであろうか。天は親子たちを見放したのであろうか。いや、そうではない。天は親子たちに再び試練を与えただけなのだ。もう一度力を蓄え、技を研ぎ澄まし、頭脳を鍛え、あのたけしを打ち破るまでの試練を。
 泥にまみれ、傷つきながらも、助け合う親子たちの姿に、私たちは真実の愛を知った。愛こそすべて、愛こそ打倒たけしへの一番の近道だと!
 今こそ我々は声高らかに叫ぼう。ありがとう、親子戦士たちよ!

キャスト

スタッフ

参考資料