TBS版(昭和版)
第1回
1986年5月2日(金)20:00~20:54放送
視聴率 21.0%
 「ついにスタート痛快なりゆき番組お城で大騒ぎ」ビートたけし&軍団 谷隼人 柳沢慎吾 城みちるほか

オープニング

 天を突き聳え立つこの城を人はたけし城と呼ぶ! いままさにこの城を巡って、壮絶なる戦いの火蓋が切って落とされようとしていた!
 城主は難攻不落のこの城を総額1億円をかけて築いた、ビートたけし。そしてこの城に攻め入ろうとしているのが、攻撃隊長の谷隼人である。

 谷の軍勢は、我こそはこのたけし城を攻め落とそうと、一般から選りすぐられた100名の精鋭である。前線を守るたけし軍団を蹴散らし、土煙を上げて進んでいく。その職業は、バスの運転手、庭師、学生、とび職、お菓子屋さん、ペンキ屋さん、実にさまざまである

イントロダクション

記念すべき最初の戦い

これから毎週激戦を繰り広げることになる、たけし城を巡る最初の攻防戦である!

まる1日かけて収録

『ダンカンの企画書』に「第1回決定稿」の表紙がチラッと写っていますが、それによるとVTR収録日は4月18日。ただし以前、メルカリで販売されていた番組台本によると収録日は4月25日(金)となっています。

裏表紙に記載された本番スケジュールによると…

初期はこんな感じで、すべて1日で収録していたようです

おなじみの設定でスタート

さて、事前番組(第0回)から設定・役割がいきなり変更。たけしが城主、谷隼人が攻撃隊長になりました。また、柳沢慎吾は谷の家老から戦場レポーター役に変更。宮内静雄アナのナレーションもこの時はまだ真面目でしたね…。

桂邦彦プロデューサーによると、この変更はたけしのスケジュールによるもの。毎週緑山に来られないのでこうなったとか。また「人喰い穴」など一部を除いて、放送ギリギリまで企画が固まっておらず、その時点で出ているアイデアだけでやろうということになったそうです。まさに"なりゆき番組"らしい展開です。

というわけで、たけしと石倉三郎は城内にある司令室で戦いを見守ります。ゲームの合間には石倉がミニチュアを使って関門の説明をしていました

参加者100人、男だけ

今回の参加者は全員男性。事前特番同様に番組側が用意したピンク・水色・イエローのつなぎ(作業服)を着る者がいた他、スーツ姿やとびといった仕事着、スポーツウェアなど、思い思いの格好で参加。

挑戦者がかぶる赤いヘルメットは2つの砦と「ジブラルタル海峡」、「人喰い穴」、「城内戦」の時だけ装着。それ以外では何も付けずにチャレンジしていました。

今回の注目選手

当時はまだ無名だった俳優の寺島進、たけし監督の映画作品に出演する津川誠らが参加。

また番組常連となる金子造園の社長も仲間を引き連れ、早速参戦しています

まだセットの少ない緑山

始まったばかりなので戦場となる緑山スタジオ・西側上段広場はセットが少なめ。草木が生い茂る、だだっ広い原っぱでした。この広大な空き地に次々と手が入れられ、あちこちに節操なく関門が作られていくのであります

ちなみに…

今回のみ、「国境の壁」「第一砦」「人喰い穴」「城内戦」はゲームごとに流し、「ターザン渡り」から「ジブラルタル海峡」までは挑戦者を1人ずつ追っていく流れとなっていました

悪魔の館、人喰い穴
ターザン渡り

関門・生き残り

参加人数 100人
国境の壁
第一砦 44人
ターザン渡り
竜神池
悪魔の館
第二砦
ジブラルタル海峡 4人
人喰い穴 3人
城内戦 敗北

※この回は途中の生き残り人数が表示されませんでした

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