ジブラルタル海峡
海外版タイトル:ROPE, BRIDGE BALL
ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸を隔てる海峡が、何故か日本の、しかも山の中に存在した! 事前特番で初登場し、最終回まで長く続いてきた、たけし城の名物関門である。
山の中にある海峡を渡ればクリアなわけだが、当初はマイナーチェンジを繰り返してきた。金の玉を受け取って橋を渡るというお馴染みのルールになったのは第17回「たけし軍史上最大の作戦」から。ルールが完成するまでの変遷については下記の項目を参照されたい
クリア
ネット、ロープ、吊り橋… いずれにしろ対岸までたどり着けばクリアだ!
ミ ス
迫撃砲を喰らうなどして、途中で転落してしまったら失格である
登場回
#0-10,11-14,17,18,23,24,26,28,29,32,35,36,38-44,46-49,52,54,56,59,61-63,65,68,71,73,74,78-81,83-85,97-99,104,106,108-111,113-116,118,119,121-124,126,130,131,133(75回)
【初登場】 第0回(事前特番) 1986年4月29日(火)放送
【終了】 第133回「金曜テレビの星! 谷軍1000人の総攻撃」 1990年10月19日(金)放送
BGM
【#1 ゲーム中】アーケードゲーム『マッピー』(ナムコ)のボーナスステージBGM
【#3以降 ゲーム中】Frank De Vol And His Orchestra「Theme From Peyton Place」の「Combat」(TVドラマ『コンバット!』のテーマ曲)
【関門説明アニメ 初期】アーケードゲーム『ニューラリーX』(ナムコ)のメインBGM~ラウンドクリア
【関門説明アニメ 後期】アーケードゲーム『ニューラリーX』(ナムコ)のメインBGM
ルールの変遷
第0回
挑戦者全員で、海峡に張られたネットを渡る。足を踏み外して、下の池に落ちたら失格となる。さらに、先に渡った攻撃軍隊長のたけしが、ネットをゆらして残った挑戦者を落そうとする。味方の邪魔をするので注意しなければならない!
第1回,第2回
今回から1人ずつ挑戦するロープブリッジ渡過に変更。水平に張られた1本のロープを、レンジャー部隊のように渡っていく。途中で力尽きてネットに落ちてしまうと失格になるわけだが、ここまで到達してきた挑戦者がそんな簡単に落ちるわけもなく。失格者はゼロ。
第2回にいたっては、挑戦者がモンキー渡過している様子を戦場レポーターがレポートしただけであった
第3回
あまりにも地味すぎたため、新兵器のバレーボールマシンを改造した迫撃砲が登場。たけし軍団が迫撃砲で挑戦者を執拗に狙う。…しかし砲弾の発射速度が非常に遅く、威力が弱すぎた。当たっても痛くもかゆくもない挑戦者は次々と海峡を渡っていく。業を煮やした軍団は、直接砲弾を投げつける始末で、むしろその方が命中率も威力も高いという始末…
第4回
前回の反省を生かし、砲弾の発射速度を時速100kmに上げたことでようやく失格者が出た。逆に速度を上げ過ぎてとんでもない威力となり、当たった場合は激痛が走るほど。挑戦者たちは悲鳴を上げていた
第5回
今回から吊り橋が登場。砲弾をかいくぐって橋を渡るのだ。吊り橋の長さは25m、橋の幅は30cmと狭い。挑戦者たちはしゃがみながら進んでいた
第6回
橋の幅が50cmと広くなった代わりに、立って進むことを要求された。また、ゴール地点にいる軍団が橋を揺らして落とそうとしてくる
第8回
迫撃砲が2つに増台
第9回,第10回
橋の途中に岩3個が仕掛けられ、これを避けて進まなければならない。また、吊り橋がひっくり返りやすくなっている。
第10回
前回と同じルールだが、前回は丸っこかった岩が、やや尖った形状にされた
第12回「夏休み特別企画第二弾!外国人大会」
橋の裏側には岩がないことに着目した挑戦者が、ぶら下がって進むようになった。その対策として、今回から裏にもやや尖った岩が仕掛けられるようになった。
これによって岩は橋の表と裏に3個ずつ仕掛けられ、非常に渡りづらくなり、ますます難易度が高まった
第12回「特別企画第三弾!全国親子大会」
親子大会ということで特別ルール導入。子供が撃つ"白い球"を受け取って、親が橋を渡っていくという完成形に近いルールに。また、白い球は5球まで発射できるが、5球以内に受け取れなかったり、キャッチした球を途中で落としたりすると失格となってしまう。
これでは厳しすぎるので、緩和策として橋の表に設置された岩が取り除かれた。ただし、裏には岩が付いたままの状態。また、敵の迫撃砲は1台に減ったが、白い球を受け取る前から砲弾を発射する鬼畜使用
第14回
第12回までと同じルール。迫撃砲は2台。岩は表側に2個、裏側に3個設置されている
第17回「たけし軍史上最大の作戦」
今回はたけし軍団が挑戦するという形式。たけし・三太夫が撃つ"金の球"を受け取って、悪魔たちの迫撃砲を避けながら進まなくてはならない。このルール適用により、橋に設置されていた岩がすべて取り除かれた。
たけしはふざけて金の球を軍団にぶつけて落とそうとしたり、石を当てようとしていた
第18回以降
今回から谷隊長が"金の球"を受け取って海峡を渡るルールに。発射される金の球は5球まで、5球以内に受け取れなかったら失格となる。
金の球をキャッチするまで、敵は迫撃砲を発射してこない。また、立った状態で橋を進まなくてはならず、四つん這いは禁止とされた。
金の球を途中で落としてしまった場合は、橋の白い線まで戻らなくてはならない。なお、再キャッチするまでの間、迫撃砲は発射されない。再度受け取った球をもう一度落としてしまうと失格になるが、回によっては何度でも受け取れたりと、まちまち。
ペア大会では、第13回「親子大会」のように片方が金の球を撃ち、もう片方が受け取って海峡を渡るルールになる。
第62回「たけし軍世界最強の総攻撃」
ルールは通常通り。"金の球"を渡す役はガダルカナル・タカが担当。着ぐるみが足かせとなり、渡るどころか球をキャッチすることすらできない怪獣がいた。
また、バルタン星人は発射された金の球を受け取らず、隠し持っていた球を持って渡るというインチキをしていた
第130回「痛快なりゆき巨編 帰ってきたSP」
台湾決戦で登場。台湾版たけし城『百戦百勝』のセットで行われた。挑戦者が橋の白い線まで進んだら、スタート地点にいる谷隊長が投げる金の球を受け取るというルールだった。迫撃砲は2台用意されている
第131回「鉄人日本一決定戦」
決勝戦の難関の一つとして登場。"金の球"は持たず、第16回以前のようなに吊り橋を渡るだけ。橋から落ちてしまったら、クリアするまで何度でも挑戦する
オールスター感謝祭'05春
TBSテレビ開局50周年として感謝祭で復活。赤坂サカスの建設予定地にセットが組まれた。
高さ5.4m、長さ20m、幅わずか50cmの一本橋。谷隊長から白いボールを受け取って渡っていく。ラッシャー板前とグレート義太夫が迫撃砲で妨害、砲弾が当たってネットに落ちてしまったら失格となる。
今回はアンケートで参加を希望した芸能人77人の中から4人が参加。結果、安田美沙子と仲根かすみがゴールし、賞金10万円獲得。また、クリア人数を予想して的中させた49人に配当金10,204円が与えられた
補足情報
緑山に本物の谷があったため、これを何かに使えないかというところから生まれたのがこの関門だと言われている
類似関門
TAKESHI CASTLE HISTORY MUSEUM.