TBS版(昭和版)
 今日もまた、訳わかんない扮装に凝っている大念寺隊長と渡嘉敷隊長! さぁ~て、どんなクサイ立ち回りを見せてくれるのだろうか?
 案の定、子供のチャンバラごっこと変わりない立ち回りとせこいギャグをかまして、2人は「人喰い穴」に忍んでいった。果たして何人の戦士たちが無事通り抜けることができるであろうか?
回を経る度に扮装と芝居に凝るようになったが、さっぱりウケないめちゃくちゃなコントを繰り広げる2人。
一通り猿芝居を演じた後、山賊・トカちゃんは左上、海賊・大ちゃんは真ん中下の穴に消えていった。
果たして15人中何人が決戦に進めるだろうか?
1人目 男性
赤いノースリーブシャツの男性がトンネルを通過、出口で待ち構えるよろい注を見向きもせず、向かっていったのは左上の穴!
2人目 男性(22歳・会社員)
奇声を挙げつつ、よろい注をかわして「決~めた!」と元気よく飛び込んでいったのは左下。見事カート戦進出!
3人目 男性
「SAWARA」7番の挑戦者、よろい注に翻弄されつつなんとか5つの穴へと向かっていく。
彼が向かっていったのは山賊が潜む左上…
4人目 男性
出会い頭によろい注と遭遇して、悲鳴を挙げる挑戦者。怯えながら武者人形を避けて向かっていったのは、海賊がいる真ん中下…
5人目 男性
天馬チームの背番号10番。よろい注を軽く通り抜け、左上の穴へと突入
6人目 女性
久々に女性がここまでやってきた。よろい注につかまりつつ、必死に逃げて選んだのは真ん中下、そこには海賊が待っている!
7人目 男性(22歳・塗装工)
緑のシャツの挑戦者。コケそうになりつつも、元気よく右の穴にジャンプして突入! 見事カート戦進出だ!



今回は随分とひっかかり、15人いた精鋭が半分まで減ってしまった。決戦が楽になるとあって、たけしたちは上機嫌である
カート戦
 「人喰い穴」を抜け出てきた戦士たちが、続々とたけし城の前に集結してきた! いよいよ、決戦の時は近い!!
トンネルを通り抜け、陽が沈む前のたけし城へと馳せ参じた生き残り兵士たち。男性ばかり7名が最終決戦へと勝ち進んだ
さぁ、今日も攻撃軍側はMAX6台のカートが出陣。生き残り7名なので、そのうち1台に2人搭乗することになった
 ついに決戦の火蓋が切って落とされた! 打倒たけしの悲願に燃える攻撃軍を嘲笑うかのように、夕闇の中不気味に聳え立つたけし城。しかし、恐れることはない! 君達、生き残った7名の戦士たちはまさに選び抜かれ勝ち残ってきた真の勇者なのだから。自信を持ってたけしを討ち倒せ! ゆけ攻撃軍! 頑張れ攻撃軍!!
お決まりの作戦で今週も勝利すると高らかに宣言するたけし。今日は戦車隊長・山川豊不在の中での戦いとなる。一方の攻撃軍は7人がかりで立ち向かっていく。
と、いつものように軍団の後ろに回るはずが、どうも動きがおかしい。たけしの戦車は加速が効かないのかゆっくりと始動。それを見て攻撃軍はたけしに向かって一斉に動き出していった。しかし、当然のことながらたけしの戦車は特別製。次第に調子が出た装甲車は軽くかわして逃亡を図る。
そこへやってきたのが、バーテンダーと玉袋筋太郎が乗るカート。2人がかりでたけしの的を狙うが、銃弾が届かず逆に石倉のマシンガンにやられてしまった。
続いて白いシャツの挑戦者が装甲車に接近。しかしこれまた弾が届かない。そうこうしている間に、塗装工が失格。
谷隊長の方へ装甲車が接近、慌てて逃げる隊長に向かって石倉がわざとマシンガンをぶっぱなす!
たけし達がふざけている間に、不動産会社社員も敗退。三菱金属工員は軍団達から集中砲火を浴びピンチとなったが、背後から隙をついて軍団のカートを1台撃破!
日産ディーゼル埼玉販売社員は装甲車に接近するがかわされてしまった。
と、挑戦者を避けたたけしの戦車が軍団のカートと正面衝突! しかしたけしは気にも留めない。なぜならそばに三菱金属工員がいるから。工員のカートに横から体当たりを食らいながらも逃げるたけし。的が濡れることなく、追っ手をかわした。
とび職の男性はいつの間にか的が破れて失格。日産ディーゼル埼玉販売社員も軍団の激しい攻撃に晒されついに敗れる。
そして、最後まで粘っていた三菱金属工員も軍団に囲まれついに力尽きた。
またしても、お城から花火が噴き上がりたけし軍勝利で幕を閉じた。敗れた攻撃軍の一部は自棄になり、夜空に向かって虚しく水鉄砲を撃ちまくるのであった…
終わってみれば思わぬ苦戦を強いられたたけし軍。開始早々、装甲車は加速ができず、おまけに体当たりを何度も食らった。登場から1カ月もしないうちにガタが来ているようなのだ。
攻撃軍にまたとないチャンスが巡ってきたかもしれない。来週の攻撃軍の奮闘ぶりに期待しよう!
 戦いは終わった。いつになくたけしを追い込んだ我が攻撃軍も、老獪なたけし軍の前にいま一歩のところで敗れ去ってしまった。泥にまみれ、ボウリングの玉に押し潰され、海坊主に襲われながらも、打倒たけしの悲願に燃え戦い続けてきた戦士達。悔し涙に暮れる者もいた。あからさまにたけしを罵倒する者もいた。その無念の思いは、私達見ている者にもひしひしと伝わってくる。
石倉 なんと15名も来たというね
たけし 「人喰い穴」?
石倉 ええ
たけし 「人喰い穴」に15名も来ちゃったの? これお前…
石倉 どうしようもない…
たけし どうしようもないだろ…
石倉 ここにこんだけ来られたんじゃ、ホントに…
たけし 我々の対戦が大変だよ
石倉 ええ…ホントに… まぁしかし、どう料理するか
たけし でも考えようによっちゃ来れば来るほどな、車に乗る人数が多くなって、車が重くなって動きが取れなくなるんだよ。ハンデが付くんだ
石倉 あ、それはマズイですな
たけし あんなもんお前、あの車に1000人も来てみろ、動かないぜお前。ホントにみんな乗って山盛りになってるだけだもん
石倉 あの、この「人喰い穴」でございますけれどもな、その… 白木みのるさんがですな…
たけし うん、やりたいって?
石倉 いやそうじゃなくて、見えないって言うんですよ。文句ばっかり言うんだあの人
たけし 何を?
石倉 え? 「人喰い穴」に入った後どうなってるんだって
たけし 「人喰い穴」に入った後って、地下通じてあそこまで…
石倉 やられちゃうと、やられてるとこ見せてくれって言うんで。そういう無茶なこと言って…
たけし まーた駄々っ子みたいなこと言ってるな
石倉 駄々っ子なんです。それは出来ないんですよ、あれは。言いましたけどね。
たけし 今度飴買ってやれよ。あとでんでん太鼓とか… 大丈夫だろ?
石倉 まぁとにかくですな、なにはともあれ「人喰い穴」でとっぷりと…