『週刊TVガイド』1987年1月2・9日合併超特大号
東京ニュース通信社
年末年始に放送される大型特番を一挙に紹介する大特集。
1月2日(金)は2時間半ワクに拡大してたけし城のスペシャル版を放送。
昨年5月に番組がスタートして以来、一度も落城していないたけし城。日本全国から選び抜かれた精鋭たちが攻撃する。守備軍はビートたけしなどいつもの顔ぶれとのことだが…。
今回は国内3地区にゲームを出前して地方予選を行った。「京都の陣」では宇治川の河川敷で"地獄の迷路"(巨大迷路)、「沖縄の陣」では観光名所ムーン・ビーチで"戦場にかける橋"、「北海道の陣」では札幌市付近のスキー場で"街かどテレビ"を、とローカル色に合わせた難関を用意。ここで勝ち抜いた戦士が長州力率いる関東軍と合流し、「緑山の陣」でたけし軍との決戦に参加できる。
この原稿が書かれた時点では長州力も出演が予定されていたようだが、実際には出演しなかった
第28回この日は第29回を放送。
洞くつで怪獣にまたがって、飛んで来るコウモリを撃ち落とす新ゲーム(じゃじゃ馬ならし)が登場。あばれる怪獣に女性陣は悪戦苦闘、洞窟に悲鳴が響きわたる。
「スターボウリング」では2メートルあまりの大玉が攻撃軍を襲う。ストライクが出れば全員失格。手も足も出ず運を天に任すのみ…
第29回『週刊ザ・テレビジョン 首都圏関東版』1987年1月9日号
角川書店
年末年始特番の中から、ザ・テレビジョンが注目するものをピックアップ。
たけし城落城、いまだ成らず、悪口雑言はエスカレートするばかり… 新春豪華版は、そんなたけしを図にのらせるなとばかり全国の精鋭たちを集めて行われた。沖縄、京都、北海道と、それぞれの土地柄にあった仕掛けに挑戦、勝ち抜いた戦士が横浜・緑山のオープンセットに集まった。
京都では"がんばれホエールズ"、沖縄では"ひょっこりひょうたん島"、北海道では"雪上だるまさんがころんだ"などが登場。
紙面では衣装を新調するなど余裕タップリだというたけしが笑顔を見せているのだが…
第28回1月9日は第29回を放送。
新ゲームは"じゃじゃ馬ならし"。ロデオ・マシーンに乗りながら、水鉄砲でコウモリの的を撃つ。振り落とされる者が続出し、女性はほとんど脱落。
他に"スターボウリング"、"ジブラルタル海峡"も登場する
第29回『週刊TV Life』1987年1月9日年末年始超特大号
学研
年末年始に放送される特番から、TV Life注目の番組をセレクト。1月2日(金)放送は「新春豪華版 風雲!たけし城スペシャル」。
全く落城しないたけし城、ちょっとやそっとの精鋭たちでは歯が立たないと悟った谷隊長は、全国規模で精鋭たちを募る。
緑山スタジオの"仕掛け"を全国に出前し、それぞれに「京都の陣」「沖縄の陣」「北海道の陣」と命名。沖縄では海上でダイナミックに「戦場にかける橋」を展開。海坊主役の岡田正典も本場の"海坊主"になれて大ハッスルしたとか。これらを勝ち抜いた"超精鋭"たちが本丸「緑山の陣」に大集結する
第28回『週刊テレビ番組』1987年1月9日号
東京ポスト
年末年始に放送される特番を紹介する大特集。1月2日(金)は「風雲!たけし城スペシャル」。
未だ落城されていないたけし城に対して、京都・沖縄・北海道の3か所で選抜した戦士たちが最後の決戦に挑む。3か所ともそれぞれ土地柄に合った3つのゲームを用意。これらをクリアし"修業"を終えた者だけが、プロレスラーらが待ち受ける緑山のたけし城へと乗り込む。
京都・万福寺の座禅修業では、戦士だけでなくスタッフ・出演者も挑戦。肩を打たれた谷隊長は「こんな仕事初めて」と言いながら満足気だったとか
第28回1月2日(金)に放送される番組の中から、週刊テレビ番組編集部が選んだたけし出演特番をピックアップ。…内容は上記の記事とほぼ重複しています。
たけし城では、仕掛けを全国3か所に出前して、各地で熱戦を繰り広げる。「沖縄の陣」「京都の陣」「北海道の陣」と命名し、精鋭各100人が土地柄に合った仕掛けに挑戦。
沖縄では新ゲーム「ひょっこりひょうたん島」、ほかにも海に土俵を置いた「相撲でポン」「戦場にかける橋」を。
北海道では大通り公園で「街角テレビ」、京都では「京都四重の壁」といった具合。これらの難関を突破した戦士たちが、さらに修業を積んで緑山へ。プロレスラーなど手強い相手が待つたけし城へ集結し、最後の決戦に挑む。
第28回TBSオススメの年始放送番組を紹介するカラーページ特集。1月2日夜6時30分からは「新春豪華版 風雲!たけし城スペシャル」。
「どこからでも、かかってきなさい、ガハハハのハ」と、高笑いするご存知たけし城城主・ビートたけし。いちども落城を許さず、悪口雑言はますますエスカレート。
来たるべき新年こそ、これに歯止めをかけるべく、谷隼人隊長は精鋭を求め全国へ。北海道、京都、沖縄と、3つの地区大会を行い、その中から計100名の大部隊を緑山に送り込むことになった。これを後世までTBSの歴史に残るであろう、「緑山の陣」と呼ぶとか、呼ばないとか…
谷隊長に勝算を訪ねると…「まあ、見ていなさい。フフフッ」と不気味な答えが返ってきた。絶対他言無用の超極秘情報だが、プロレスの維新軍団が協力を約束しているという噂があるらしいが…
難攻不落の城に、ついに白旗が上がるのか? 危うし、たけし城!!
第28回『TeLePAL 東版』1987年1号
小学館
こちらも年末年始の特番特集、1月2日(金)放送はもちろんたけし城スペシャル。
いまや横浜緑山の一大名物となったたけし城。いまだ落城しないこの城を目指して、全国の精鋭が立ち上がった!
全国を3ブロックに分け、それぞれに緑山のセットを運び込んだ。沖縄では「戦場にかける橋」、北海道では「街かどテレビ」が登場。そして京都では「相撲でポン」をやると書かれているが、実際には沖縄で行われている。
こうして選ばれし精鋭たちを、たけし軍が緑山で迎え撃つのだが、勝つのはどっち!?
第28回『微笑』1987年1月10日号
祥伝社
たけし城常連挑戦者、金子造園の社長のインタビュー記事。番組に出てから精神的にスッキリするようになったことを明かし、出演のきっかけや番組にかける意気込みなどを語っている
『週刊ザ・テレビジョン 首都圏関東版』1987年1月16日号
角川書店
1月16日は第30回を放送。
"まさかのドミノ"では20個ほど並んだ巨大ドミノの上を、ジャンプして渡りきる。失敗すれば、発泡スチロールのドミノの上敷き(下敷きの間違い?)に。
他に"悪魔の館"、"がんばれホエールズ"、"竜神池"も
第30回『週刊テレビ番組』1987年1月16日号
東京ポスト
1月16日(金)放送は第30回。スペシャル版で好評だったドミノゲーム(まさかのドミノ)が登場。たけし城攻略は一段と難しくなりそう!?
第30回『週刊明星』1987年1月22日号
集英社
たけし経営の居酒屋『北の屋』に、打ち上げと新企画の打ち合わせを兼ねて出演者とスタッフが集結。「だるまさんがころんだ」が久々の傑作だった話で盛り上がりつつ、新ゲームのアイデアや企画を話し合うのだが… 酔いが回ってきた桂邦彦プロデューサーが、番組に対する姿勢をスタッフに問い質し始めたので雰囲気が一変。そのたびにたけしが桂プロデューサーをフォロー。
話が盛り上がってはまた桂プロデューサーが引っ掻き回すの繰り返しで、ロクにアイデアはまとまらないのでした…
『週刊TVガイド』1987年1月23日号
東京ニュース通信社
今週は短く、たった3行で番組を紹介。この日の放送は第31回。
新ゲームのかるた取り(かるたでおて柄)が登場。国語学者・金田一春彦の読み上げで大きなかるたを取り合う
第31回『週刊ザ・テレビジョン 首都圏関東版』1987年1月23日号
角川書店
昨年暮れの収録や生出演を辞退したたけしの年末年始番組は伸び悩んだという。
たけし城は14.4%、テレビ朝日系の『スポーツ大将番外編』(12月30日放送)は13.8%、フジテレビ系の『新春オレたちひょうきん族』(1月3日放送)は17.5%など。これだけ見るとまずまずの数字だが、もっとも悲惨だったのが日本テレビ系『元気が出るテレビ!!』の6.8%。一気にひとケタまで急落した。
裏番組にフジ系『志村けんのバカ殿様』27.7%、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』28.7%と強力番組があったことも影響したが、日テレ広報部長・丹羽氏は「メーン不在の影響をまともに受けた」とショックを隠せないようす。第四制作部長の太田氏によると「とにかく処分が出るまで、結論は出せないが、残ったレギュラー陣の強力で、企画内容も変えません」という。
番組内であみんの歌謡曲『待つわ』を使った"たけし復帰コール"コーナーができたこともあり、太田氏は「今は素朴な気持ちで"待つわ"ですね」と心境を述べていた
1月23日は第31回を放送。
新ゲーム"カルタ取り"(かるたでおて柄)が登場。大きな手の縫いぐるみに入った挑戦者が、カルタを取りあう。詠み手では金田一春彦氏。
また、たけし殿が病床に伏しているため、謎の大殿!?が姿を現す。
ほかに「地震だ爺さん」などが登場予定
第31回『週刊TV Life』1987年1月23日号
学研
テレビに関する読者からのお便りを紹介するコーナー。今回はフライデー襲撃事件を受けたテレビ局の対応、年末年始番組に対するご意見が寄せられた。
「中途半端な"たけしおろし"は不快」という34歳・自由業の男性は、年末の土壇場になって決定したたけしと軍団の出演自粛措置に対し、「一局が言い出したので仕方なく……」「とにかく危ない橋は渡れない」という各局の消極的姿勢を批判。さらに"代役"として事件に参加しなかったメンバーや"たけし人形"を使って事件そのものを軽いギャグとして処理しようとした番組も不快だったといい、中途半端なことをするくらいならたけし本人を出演させ、はっきりした"事件報告"をさせたほうがずっと良いと訴えた。
一方、21歳のOLは事件報告記者会見を見てむしろたけしを見直したと評価。妙に卑屈になったりせず、記者たちをキッとにらみ、精いっぱい"正直に"心中を語ろうとする男らしさ、ギャグでごまかさず真顔で対応した姿に感心したという。また、「なんで軍団を連れて行ったのか」という問いに対して「やはり、1人では怖かったから」と答えた正直さにも(心が)打たれたという。
他に33歳・会社員からは「年末年始のテレビはつまらなかった」「"たけし番組"が軒並みコケてテレビ朝日はかわいそうだった」「ひょっとしたらテレビなんか見てないで、ファミコンやビデオで楽しんでたんじゃないの?」「(UHF局の)『ゆく年くる年コンサート』『ゴルフ世界選手権』『清原和博物語』くらいの開き直りを、民放各局も見習ってほしい」といった意見も…
『週刊TVガイド』1987年1月30日号
東京ニュース通信社
この日の放送は第32回。
前回に引き続き"かるたお手柄"登場。手のぬいぐるみに入った攻撃軍が、グラウンドせましと大判のかるたを取り合う。読み手は城みちる。
ほかに中山律子の"スターボウリング"や、ロデオマシンを使った"じゃじゃ馬ならし"など。
細川城城主・細川たかしが先週に引き続き応援に
第32回『週刊ザ・テレビジョン 首都圏関東版』1987年1月30日号
角川書店
1月30日は第32回を放送。
依然、たけし殿は病床に伏したまま。ということで今週もお隣のたかし城城主、細川たかしが応援に駆けつける。
新ゲームは"コンドルが飛んで行く"(コンドルは飛んで行く)。コンドルのかっこうをして宙づりにされた出場者が獲物を捕まえる
第32回『アクションカメラ』1987年1月号
ワニマガジン社
数ある"たけし番組"の中でも「これだけは何があっても休まない」と本人も言っているくらい力が入っている、と噂のたけし城。そんな人気番組を写真とイラストルポ付きで、攻略法と裏話をまじえつつ大紹介。遊びってのはオカネがかかる、ということでカネ(制作費)にまつわる話が多い。
例えばたけしの着る西陣織に30万円。水鉄砲は1丁5万円。昼食のお弁当はざっと300個、そのうち半分がスタッフ分で予算は15万円。よろい注は500万円。水を使うゲームが多いので、1回の水道料は30万円。ゲームのセットには1つ500万~1000万円かけている。しかしあまりにイージーに突破されてしまったセットは、本番中にとっぱらって粗大ゴミにしたものもあるという。「やるときはテッテー的にやる。コレがみなさんの支持を受けているのではないでしょうか」と三角英一ディレクターは語る。そのほか、セットの補修費なども含めるとどんどん番組予算が膨れ上がり、スタッフたちは「赤字番組の帝王」と呼んでいるそうな。そんなことはお構いなしに、殿がとんでもない企画を次々出してくるので、スタッフは怖がりながらも楽しんでいるご様子。
「カート戦」で使われるマトは、軍団側は厚い紙を使用していることをバラしている。攻略法はまだ見つかっていないが、三角Dは「本当はそろそろ攻撃軍に勝ってもらいたいんですよ。そうしないと、見てるほうがあきてくるから」と心情を吐露。いつまでもカートにこだわることなく、意欲的に新しい仕掛けや企画を展開していきたかったようだ
『主婦と生活』1987年4月号
主婦と生活社
婦人雑誌がたけし城を取材にやってきた!
自分が出演してこそ真の醍醐味が味わえるとあって、回を追うごとに応募者増加。週に7000通近く、子供大会では5万通も殺到するほどの過熱ぶり。女性の応募者も徐々に増え、3割近い数字に。主婦からの応募も目立ってきていたとか。
人気の秘密はその"本格派思考"で、お城に1億、1つの関門にも300万円は下らないという超豪華版。
金子社長もたけし城の魔力にとりつかれた一人で、取材を受けた時点で出場回数はダントツの10回。「自分の手で城を落としたい」」という一念で、収録日に合わせて定休日を日曜から金曜に変えてしまった。いまでは"社長"の名で通る名物男となり、地元で中森明菜に次ぐビッグスターになったとか。
桂邦彦プロデューサーは「みんな真剣そのものですよ。賞金をもらおうとかっていうのじゃなくて、自分自身の限界に挑戦するみたいな雰囲気なんだよね。現場では遊びの領域を超えてる感じ・・・・」と語る。テレビをよく見ればある程度要領がつかめそうだが、それは素人の浅はかさでそんなこと思っている人ほど早めに消えてしまうらしい。
収録は毎週金曜、朝10時頃に始まり、終わりは夜7時近くになることも。味方同士、一丸となって恥も見栄も捨ててアツくなるので、友情に近い感覚も芽生える。都会の冷たさに失望していたホテル勤めの若い女性が、この番組に出たことから友人ができ元気を取り戻し、田舎に帰るのを思いとどまった、というお礼の手紙にホロリとさせられることも。
元気がないのは大人よりも子供たちで、モジモジ、ウジウジタイプの子が多く、出演する旧人類は歯がみする場面ばかり。泥まみれになって遊ぶ習慣がないので元気に走り回れというほうがムリなのかもしれない、と記者は分析する。
日当は一律5000円、『TAKESHIJOH』のロゴ入りトレーナーがもらえ、お弁当も支給。夜はたき火を囲んで暑い"豚汁パーティ"を開催。ボイラー室やシャワー完備で寒さ対策万全。
オーディションに残るコツはキャラクターの明るさ、おもしろさをアピールすること!
『LOVELY(ラブリー)』1987春号(No.18)
TBS
1987年4月の第1週はスペシャル番組が目白押し。4月1日(水)夜7時からは、人気ドラマ『うちの子にかぎって…』のスペシャル版第2弾が放送される。卒業遠足でTBS緑山スタジオに訪れた吉祥寺本町小学校の生徒と教師たち。アイドルが出演するドラマスタジオを見学したり、たけし城にチャレンジしたりの大騒ぎ。
というわけでドラマの企画にたけし城も全面協力。記事では教師役の田村正和が笑顔を見せながら「だるまさんがころんだ」や「腹がへっては戦はできぬ」に挑んでいる。おまけで所ジョージも「ジブラルタル海峡」に体当たりでチャレンジ。果たしてクリアなるか? そしてたけし城の運命や如何に!? …といっても、たけし城の攻略はドラマの本筋とあまり関係がありません
第41回我らがたけし城も、もちろんやりますスペシャル版。4月3日(金)夜7時から2時間放送される。
たけし城もはや1年、そこで今回は一般視聴者に代わり各界の有名人・芸能人が難攻不落の城に挑む。そのメンバーがすごい。
女子スポーツ選手からは佐藤直子、渡部絵美、西脇美智子、白井貴子、八木たまみ。
ボクシングチームにファイティング原田、小林弘、柴田国明。
国内外のタレントを代表して西川のりお、ぼんちおさむ、チャック・ウィルソン、アダ・マウロウ。
グループサウンズチームにジャッキー吉川ら、さらににっかつロマン子クラブ、立川談志一門、沢田竜二劇団と多士済々。
そしてゲストとして"プッツン殿"こと細川たかしがまたまた登場。果たして芸能人・有名人たちの活躍は如何に!?
第41回『トイジャーナル』1987年5月号
東京玩具人形協同組合
フライデー事件でトーンダウンを余儀なくされた、たけし出演番組。そんな中、ひとり気を吐いているのがたけし城。
トミー(現・タカラトミー)では人気の高いこの番組のキャラクターを起用して「WATER LASER 風雲水鉄砲Z-I」を発売。番組で300名にプレゼントすると告知したところ、なんと15万通も応募ハガキが殺到したという。トミーでは市場でも好調なところからかなり期待を寄せていたそうだが、あまりの凄さに嬉し涙。この反響の多さにはTBS側もビックリ、おかげで番組出場のハガキがプレゼントに喰われてしまったとか…。
このプレゼント抽選の模様は4月10日の第42回「恒例・第二回全国親子大会」で放映。桂邦彦プロデューサーは番組の感想が書かれた子供たちの可愛いハガキを読みふけって、抽選がなかなか進まなかったそうな
第42回『週刊明星』1987年7月2日号
集英社
放送開始から1周年を突破した栄誉を讃え、名物セット&ハイライトシーンをフルカラー4ページでお届け! 汗と泥と水鉄砲にまみれた感動の記録である! ちなみにフライデー事件により殿は謹慎中の身。なので代わりにたけし君人形が登場しているのだ
『LOVELY(ラブリー)』1987盛夏号(No.20)
TBS
約7カ月ぶりにテレビに帰ってきたたけし。休んでいる間はゴルフに打ち込んでいたこともあり、日に焼けて元気そのもの。
7月10日(金)に行われたたけし城の収録では、江戸時代の罪人スタイルで石を抱かされたり、十字架にはりつけにさらながらギャグを連発。この模様は第55回(7月31日放送)で公開。しかし、その内容が各方面の波紋を呼ぶことに…。
翌11日(土)にはMBS系列『世界まるごとHOWマッチ』に出演。ニアピン賞を1本取る健在ぶりをアピールした
第55回『月刊明星』1987年8月号
集英社
編集長の指令でたけし城攻略に遣わされた編集者6名+大森うたえもんの弟による、突撃体験ルポを2ページで掲載。その奮闘ぶりを紹介しているのだが、ほとんど浮かれ気分でやってきた編集者達の無様な場面ばかりである。
なお戦いの模様は第49回(6月5日)で放送されている
第49回『アクションカメラ』1987年9月号
ワニマガジン社
殿がいない間に放送1周年を迎えたたけし城。視聴率は下がらず人気番組の座を死守し、次々と新しいゲームが生まれているということで、同年1月号に続いて写真をまじえながら紹介。たけし城の全体図を描いたイラストでは、前回からさらにセットが追加され、緑山オープンスタジオのあちこちに設置されていることが分かる。
今回注目の新関門は「盗塁ゲーム(※泥に駆ける青春)」「どんぶらこっこ」「ローラーゲーム」「チャレンジ競馬」「まわってコマネチII」「刺しつ刺されつ」。三角英一プロデューサーによると、企画会議では予算と安全性に問題がないものが選ばれるが、50個ぐらい案が出されて採用されるのは1つか2つだという。番組をさらに盛り上げるべく、読者から新ゲームアイデアを募集していた。
また、番組では殿の代わりにたけしくん人形が登場しているが、あまりにも動きがそっくりなので"ホントはたけし本人が入っているのでは…"という噂が流れていたとか
『小学二年生』1987年10月号
小学館
『つるピカハゲ丸』(作・のむらしんぼ)とたけし城がコラボ!
第56回「恒例第3回全国親子大会」(8月14日放送)のスチールを使用し、コミック形式で特集。ハゲ田ハゲ丸と両親がたけし城に"つるセコ"技で挑む!!
「悪魔の館」は池を風呂代わりに。「親子の重み」はシーソーにくぎ打ちして安全に渡る。「刺しつ刺されつ」、「やさしく落として」も突破して、「カート戦」では飼い犬"ペス"に跨り最終決戦。紙ではなくビニール製の的を使って攻撃を防御、最後までセコい技を発揮するのでした…
第56回『LOVELY(ラブリー)』1987秋号(No.21)
TBS
たけしが復帰しさらに意気上がるたけし城。その姉妹編バラエティー番組が始まる。
毎週放送されている部分は、なんと収録時の10分の1程度だという。カットされた中にも笑いや涙の名場面が数多くあり、お蔵入りするにはもったいないものばかり…。そこで、珍場面・名場面をオムニバス形式のスタジオ公開バラエティー番組として全部見せてしまおうということになった。
「メイキング・オブ・新ゲーム」「敢闘賞受賞者のその後」「たけし城ファッションコンテスト」「目指せ、たけし城! 肉体鍛錬はこれだ」「たけし城珍プレー、好プレーハイライト」など、企画盛りだくさん。司会のたけし軍団に稲川淳二をまじえての超おもしろバラエティー番組になる。
ちなみに同日、号外版の前に始まったのが『仮面ライダーブラック』です
号外版『LOVELY(ラブリー)』1987年末年始号(No.22)
TBS
12月30日(水)は夜7時から2時間スペシャル、冬の陣第2弾をお送りする。
北海道の陣では「恐怖の雪上暴走列車」や「雪中だるまさんが転んだ」に挑戦して勝った25人の戦士が選ばれた。大阪の陣では「飛び出せ青春」「街角テレビ」、沖縄の陣では「戦場にかける橋」「すもうでポン」で選抜。そして関東勢25人と合流し、精鋭100人が今年最後の攻撃をかけるのだが…。
ちなみに、同日正午からは特番『たけし杯争奪全日本草相撲大会』を放送。プロデュースはもちろん「すもうでポン」でお馴染み、桂邦彦! 草スポーツ大好き人間・たけしがある日「ニッポンのスポーツの元祖は草相撲。ヨシ、これの大会をやろう!」と思い立ち、桂Pも巻き込んでとうとう草相撲の番組を作り上げてしまった。
地方色豊かな「家族対抗部門」、全国の精鋭16人がマジにぶつかる「青年部門」、80人がつぎつぎ突っ込んでいく「勝ち抜き戦」、それに軍団による「相撲コント」と、相撲だけで2時間ぶっ通し!
第73回