『微笑』1987年1月10日号
祥伝社
たけし城常連挑戦者、金子造園の社長のインタビュー記事。番組に出てから精神的にスッキリするようになったことを明かし、出演のきっかけや番組にかける意気込みなどを語っている
『週刊明星』1987年1月22日号
集英社
たけし経営の居酒屋『北の屋』に、打ち上げと新企画の打ち合わせを兼ねて出演者とスタッフが集結。「だるまさんがころんだ」が久々の傑作だった話で盛り上がりつつ、新ゲームのアイデアや企画を話し合うのだが… 酔いが回ってきた桂邦彦プロデューサーが、番組に対する姿勢をスタッフに問い質し始めたので雰囲気が一変。そのたびにたけしが桂プロデューサーをフォロー。
話が盛り上がってはまた桂プロデューサーが引っ掻き回すの繰り返しで、ロクにアイデアはまとまらないのでした…
『アクションカメラ』1987年1月号
ワニマガジン社
数ある"たけし番組"の中でも「これだけは何があっても休まない」と本人も言っているくらい力が入っている、と噂のたけし城。そんな人気番組を写真とイラストルポ付きで、攻略法と裏話をまじえつつ大紹介。遊びってのはオカネがかかる、ということでカネ(制作費)にまつわる話が多い。
例えばたけしの着る西陣織に30万円。水鉄砲は1丁5万円。昼食のお弁当はざっと300個、そのうち半分がスタッフ分で予算は15万円。よろい注は500万円。水を使うゲームが多いので、1回の水道料は30万円。ゲームのセットには1つ500万~1000万円かけている。しかしあまりにイージーに突破されてしまったセットは、本番中にとっぱらって粗大ゴミにしたものもあるという。「やるときはテッテー的にやる。コレがみなさんの支持を受けているのではないでしょうか」と三角英一ディレクターは語る。そのほか、セットの補修費なども含めるとどんどん番組予算が膨れ上がり、スタッフたちは「赤字番組の帝王」と呼んでいるそうな。そんなことはお構いなしに、殿がとんでもない企画を次々出してくるので、スタッフは怖がりながらも楽しんでいるご様子。
「カート戦」で使われるマトは、軍団側は厚い紙を使用していることをバラしている。攻略法はまだ見つかっていないが、三角Dは「本当はそろそろ攻撃軍に勝ってもらいたいんですよ。そうしないと、見てるほうがあきてくるから」と心情を吐露。いつまでもカートにこだわることなく、意欲的に新しい仕掛けや企画を展開していきたかったようだ
『主婦と生活』1987年4月号
主婦と生活社
婦人雑誌がたけし城を取材にやってきた!
自分が出演してこそ真の醍醐味が味わえるとあって、回を追うごとに応募者増加。週に7000通近く、子供大会では5万通も殺到すrほどの過熱ぶり。女性の応募者も徐々に増え、3割近い数字に。主婦からの応募も目立ってきていたとか。
人気の秘密はその"本格派思考"で、お城に1億、1つの関門にも300万円は下らないという超豪華版。
金子社長もたけし城の魔力にとりつかれた一人で、取材を受けた時点で出場回数はダントツの10回。「自分の手で城を落としたい」」という一念で、収録日に合わせて定休日を日曜から金曜に変えてしまった。いまでは"社長"の名で通る名物男となり、地元で中森明菜に次ぐビッグスターになったとか。
桂邦彦プロデューサーは「みんな真剣そのものですよ。賞金をもらおうとかっていうのじゃなくて、自分自身の限界に挑戦するみたいな雰囲気なんだよね。現場では遊びの領域を超えてる感じ・・・・」と語る。テレビをよく見ればある程度要領がつかめそうだが、それは素人の浅はかさでそんなこと思っている人ほど早めに消えてしまうらしい。
収録は毎週金曜、朝10時頃に始まり、終わりは夜7時近くになることも。味方同士、一丸となって恥も見栄も捨ててアツくなるので、友情に近い感覚も芽生える。都会の冷たさに失望していたホテル勤めの若い女性が、この番組に出たことから友人ができ元気を取り戻し、田舎に帰るのを思いとどまった、というお礼の手紙にホロリとさせられることも。
元気がないのは大人よりも子供たちで、モジモジ、ウジウジタイプの子が多く、出演する旧人類は歯がみする場面ばかり。泥まみれになって遊ぶ習慣がないので元気に走り回れというほうがムリなのかもしれない、と記者は分析する。
日当は一律5000円、『TAKESHIJOH』のロゴ入りトレーナーがもらえ、お弁当も支給。夜はたき火を囲んで暑い"豚汁パーティ"を開催。ボイラー室やシャワー完備で寒さ対策万全。
オーディションに残るコツはキャラクターの明るさ、おもしろさをアピールすること!
『LOVELY(ラブリー)』1987春号(No.18)
TBS
1987年4月の第1週はスペシャル番組が目白押し。4月1日(水)夜7時からは、人気ドラマ『うちの子にかぎって…』のスペシャル版第2弾が放送される。卒業遠足でTBS緑山スタジオに訪れた吉祥寺本町小学校の生徒と教師たち。アイドルが出演するドラマスタジオを見学したり、たけし城にチャレンジしたりの大騒ぎ。
というわけでドラマの企画にたけし城も全面協力。記事では教師役の田村正和が笑顔を見せながら「だるまさんがころんだ」や「腹がへっては戦はできぬ」に挑んでいる。おまけで所ジョージも「ジブラルタル海峡」に体当たりでチャレンジ。果たしてクリアなるか? そしてたけし城の運命や如何に!? …といっても、たけし城の攻略はドラマの本筋とあまり関係がありません
第41回我らがたけし城も、もちろんやりますスペシャル版。4月3日(金)夜7時から2時間放送される。
たけし城もはや1年、そこで今回は一般視聴者に代わり各界の有名人・芸能人が難攻不落の城に挑む。そのメンバーがすごい。
女子スポーツ選手からは佐藤直子、渡部絵美、西脇美智子、白井貴子、八木たまみ。
ボクシングチームにファイティング原田、小林弘、柴田国明。
国内外のタレントを代表して西川のりお、ぼんちおさむ、チャック・ウィルソン、アダ・マウロウ。
グループサウンズチームにジャッキー吉川ら、さらににっかつロマン子クラブ、立川談志一門、沢田竜二劇団と多士済々。
そしてゲストとして"プッツン殿"こと細川たかしがまたまた登場。果たして芸能人・有名人たちの活躍は如何に!?
第41回『トイジャーナル』1987年5月号
東京玩具人形協同組合
フライデー事件でトーンダウンを余儀なくされた、たけし出演番組。そんな中、ひとり気を吐いているのがたけし城。
トミー(現・タカラトミー)では人気の高いこの番組のキャラクターを起用して「WATER LASER 風雲水鉄砲Z-I」を発売。番組で300名にプレゼントすると告知したところ、なんと15万通も応募ハガキが殺到したという。トミーでは市場でも好調なところからかなり期待を寄せていたそうだが、あまりの凄さに嬉し涙。この反響の多さにはTBS側もビックリ、おかげで番組出場のハガキがプレゼントに喰われてしまったとか…。
このプレゼント抽選の模様は4月10日の第42回「恒例・第二回全国親子大会」で放映。桂邦彦プロデューサーは番組の感想が書かれた子供たちの可愛いハガキを読みふけって、抽選がなかなか進まなかったそうな
第42回『週刊明星』1987年7月2日号
集英社
放送開始から1周年を突破した栄誉を讃え、名物セット&ハイライトシーンをフルカラー4ページでお届け! 汗と泥と水鉄砲にまみれた感動の記録である! ちなみにフライデー事件により殿は謹慎中の身。なので代わりにたけし君人形が登場しているのだ
『LOVELY(ラブリー)』1987盛夏号(No.20)
TBS
約7カ月ぶりにテレビに帰ってきたたけし。休んでいる間はゴルフに打ち込んでいたこともあり、日に焼けて元気そのもの。
7月10日(金)に行われたたけし城の収録では、江戸時代の罪人スタイルで石を抱かされたり、十字架にはりつけにさらながらギャグを連発。この模様は第55回(7月31日放送)で公開。しかし、その内容が各方面の波紋を呼ぶことに…。
翌11日(土)にはMBS系列『世界まるごとHOWマッチ』に出演。ニアピン賞を1本取る健在ぶりをアピールした
第55回『月刊明星』1987年8月号
集英社
編集長の指令でたけし城攻略に遣わされた編集者6名+大森うたえもんの弟による、突撃体験ルポを2ページで掲載。その奮闘ぶりを紹介しているのだが、ほとんど浮かれ気分でやってきた編集者達の無様な場面ばかりである。
なお戦いの模様は第49回(6月5日)で放送されている
第49回『アクションカメラ』1987年9月号
ワニマガジン社
殿がいない間に放送1周年を迎えたたけし城。視聴率は下がらず人気番組の座を死守し、次々と新しいゲームが生まれているということで、同年1月号に続いて写真をまじえながら紹介。たけし城の全体図を描いたイラストでは、前回からさらにセットが追加され、緑山オープンスタジオのあちこちに設置されていることが分かる。
今回注目の新関門は「盗塁ゲーム(※泥に駆ける青春)」「どんぶらこっこ」「ローラーゲーム」「チャレンジ競馬」「まわってコマネチII」「刺しつ刺されつ」。三角英一プロデューサーによると、企画会議では予算と安全性に問題がないものが選ばれるが、50個ぐらい案が出されて採用されるのは1つか2つだという。番組をさらに盛り上げるべく、読者から新ゲームアイデアを募集していた。
また、番組では殿の代わりにたけしくん人形が登場しているが、あまりにも動きがそっくりなので"ホントはたけし本人が入っているのでは…"という噂が流れていたとか
『小学二年生』1987年10月号
小学館
『つるピカハゲ丸』(作・のむらしんぼ)とたけし城がコラボ!
第56回「恒例第3回全国親子大会」(8月14日放送)のスチールを使用し、コミック形式で特集。ハゲ田ハゲ丸と両親がたけし城に"つるセコ"技で挑む!!
「悪魔の館」は池を風呂代わりに。「親子の重み」はシーソーにくぎ打ちして安全に渡る。「刺しつ刺されつ」、「やさしく落として」も突破して、「カート戦」では飼い犬"ペス"に跨り最終決戦。紙ではなくビニール製の的を使って攻撃を防御、最後までセコい技を発揮するのでした…
第56回『LOVELY(ラブリー)』1987秋号(No.21)
TBS
たけしが復帰しさらに意気上がるたけし城。その姉妹編バラエティー番組が始まる。
毎週放送されている部分は、なんと収録時の10分の1程度だという。カットされた中にも笑いや涙の名場面が数多くあり、お蔵入りするにはもったいないものばかり…。そこで、珍場面・名場面をオムニバス形式のスタジオ公開バラエティー番組として全部見せてしまおうということになった。
「メイキング・オブ・新ゲーム」「敢闘賞受賞者のその後」「たけし城ファッションコンテスト」「目指せ、たけし城! 肉体鍛錬はこれだ」「たけし城珍プレー、好プレーハイライト」など、企画盛りだくさん。司会のたけし軍団に稲川淳二をまじえての超おもしろバラエティー番組になる。
ちなみに同日、号外版の前に始まったのが『仮面ライダーブラック』です
号外版『LOVELY(ラブリー)』1987年末年始号(No.22)
TBS
12月30日(水)は夜7時から2時間スペシャル、冬の陣第2弾をお送りする。
北海道の陣では「恐怖の雪上暴走列車」や「雪中だるまさんが転んだ」に挑戦して勝った25人の戦士が選ばれた。大阪の陣では「飛び出せ青春」「街角テレビ」、沖縄の陣では「戦場にかける橋」「すもうでポン」で選抜。そして関東勢25人と合流し、精鋭100人が今年最後の攻撃をかけるのだが…。
ちなみに、同日正午からは特番『たけし杯争奪全日本草相撲大会』を放送。プロデュースはもちろん「すもうでポン」でお馴染み、桂邦彦! 草スポーツ大好き人間・たけしがある日「ニッポンのスポーツの元祖は草相撲。ヨシ、これの大会をやろう!」と思い立ち、桂Pも巻き込んでとうとう草相撲の番組を作り上げてしまった。
地方色豊かな「家族対抗部門」、全国の精鋭16人がマジにぶつかる「青年部門」、80人がつぎつぎ突っ込んでいく「勝ち抜き戦」、それに軍団による「相撲コント」と、相撲だけで2時間ぶっ通し!
第73回『週刊現代』1988年1月1日号
講談社
阪急ブレーブスのアニマル・レスリー投手が"亜仁丸レスリー"としてたけし城に登場! 1987年12月18日放映分(第72回)で初登板となる彼に、スタジオの控室でインタビューを敢行した。
出演に際し「楽しみながらできるからハッピーさ。これからは女のコだからって手加減しないヨ」と意気込む亜仁丸。そこへ上田馬之助とストロング金剛も登場し、バックアップすると宣言。大男3人が天井を破らんばかりに拳を振り上げた。
記事の後半では番組の裏話を公開。TBS広報室によるとゲームは週1回のアイデア会議で検討。7人が10本ずつ持ち寄るが、採用されるのは3カ月にわずか1本! その上、安全性も厳しくチェック。美術スタッフによると「ダミーを作って実際に試してみます。アルバイトを雇ってやらせる」のだとか。50人いるスタッフも体力採用で、カラダが頑丈な者ばかりだそう。ゲームのセットは安くて200万円、高いもので1000万円で、広報室曰く普通のバラエティショーの2倍もの制作費をかけている。
来春(88年春)からは『キング・オブ・ザ・マウンテン』の名でアメリカ版が放送、「ぜったい当たるよ」と亜仁丸もニンマリ!?
第72回『LOVELY(ラブリー)』1988早春号
TBS
たけし城で活躍中、ヒゲ面のヘンな外人。阪急ブレーブスのピッチャーとして球場をわかしていたアニマル・レスリーが、このたびタレントに転向。「亜仁丸レスリー」として守備軍に加わったわけです。
たけし城主は「亜仁丸ドカーン(アニマルBANG)」という専属コーナーを設けてこのツヨーイ味方を大歓迎。このゲームで亜仁丸はカーブ、シュートと魔球を投げ分け貫録を見せつける。欠点は若い女性に弱いこと。「亜仁丸アイ・ラブ・ユー」なんて声をかけられるとたちまちメロメロになってゆるいボールを投げてしまうんだとか。
日本語は家庭教師の下で特訓中。「タレントトシテサイコウシュクンヲメザスヨ、ウォーッ!」を気炎を吐くのでした
『BOMB!』1988年4月号
学習研究社
「TVは観るもんじゃない、出るもんだァ!?」と高らかに宣言する『BOMB!』の記者が、シロウトに混じってさまざまな視聴者参加番組にチャレンジ。当然、たけし城にも参加したワケです。今回編集部が送り込んだ精鋭は、石川誠壱、相撲と柔道で鍛えた千野大佐エ門(ちのだいじゃえもん)、紅一点の美人ライター・アコちゃん。収録は1988年2月4日の朝9時から、寒い中ファイトを見せる3人だったが…。
「国境の関所」で石川記者の踏み台にされた千野記者がひとりだけ脱落。攻撃開始前に谷隊長から「寝不足のデブはダメだ」と言われ、その通りの結果に。続いて、次の「第一砦」を辛くも勝利した石川記者とアコちゃん。ここから攻撃軍はいくつかのブロックに分けられてゲームに挑戦する。石川記者はこの回の新ゲーム「アミダ節だよ人生は(※放送時は「苦しい時のあみだのみ」)」に回された。うろたえていた石川記者はアミダの要領が分からず丹古母鬼馬二に進路を教えてもらい、最後の階段でもつまずいてストロング金剛に押し上げてもらう始末。その結果は、泥沼に転落して失格。
最後に残ったアコちゃんは「アニマルBANG(ドカン)」に挑戦。2球目まで耐えたが最後の"超特大魔球"の餌食となって、ジタバタしながら落下…。こうして3人は高校球児の如く、緑山の砂利を持ち帰り去っていった。
そんな彼らの奮闘ぶりは、第82回(3月4日)で放送されています
第82回『LOVELY(ラブリー)』1988春号
TBS
東放学園専門学校・東京アナウンス学院によるPR記事。
1986初夏号から約2年、すっかり馴染んだスタッフもいれば、その間に入ってきた者がいる。学生時代にワクワクしながら見ていたという斉藤裕之、坂内綾、班目浩二の3人がそれである。
今回もたけし城をバックに東放学園OBのスタッフと谷隊長、亜仁丸レスリー、ストロング金剛が加わって記念撮影。この撮影に参加したのはこの6人のほか、相吉沢靖、森玲子、鈴木康正(号外版ディレクター)、平出雄一、阿部重利(たけし城チーフAD)、田部谷進の6人である
1988年の春も期首特番がどっさり!! 3月28日(月)からの1週間、『加トちゃんケンちゃん』、『クイズまるごと大集合』、『ザ・ベストテン延長戦』といったバラエティから、『時間ですよ』、『ママはアイドル!』、『時間ですよ』、『男女7人秋物語』といったドラマまで… TBSのゴールデンタイムはスペシャル番組が占拠!
たけし城では4月1日(金)夜7時から『春の豪華版 風雲!たけし城スペシャル』(雪の陣)をお送りする。たけし城が雪国に出現、珍なる"雪合戦"の攻防戦が繰り広げられるというのだが…
第86回『小学五年生』1988年7月号
小学館
今はなき学年誌『小学五年生』の読者ページを担当していた、サッちん(さくま良子)とカバ杉記者、ヨコオ記者の3人によるたけし城体験ルポ。2色刷り7ページで大紹介。小学生向けの雑誌ということもあり、写真を交えた楽しい漫画風に紹介されている。
「たけし城なんでもQ&A」コーナーでは参加者はヘルメットや手袋、サポーターを付けること、高い所から撮影する時は高さ10mのクレーンを使うことなどここだけの情報を公開。カバ杉記者によると「ローラーゲーム」のローラーは「思ったよりやわらかい」のだとか。
彼らの活躍は第93回(6月3日放送)で見られるぞ
第93回『LOVELY(ラブリー)』1988初夏号
TBS
我らが谷隊長のプライベートにTBS・LOVERY記者が密着取材。
絵になる場所で100メートルくらいの場所を2、3回走ってもらえばいいですよという記者の提言を拒否。ヤラセを嫌う彼は本当に走っているところを撮って欲しいと、写真1枚のために約6キロランニング。汗まみれになりながら駆けた後、スポーツクラブで1時間に及ぶトレーニングを続けた。こんなトレーニングを18年間(当時)続け、ある時期は366日通ったこともあるとか。
彼が何故体作りにこだわるのか、それは「アクションをやりたいから」。アクションシーンを演じる時、体がブヨブヨではサマにならない。だから役が来たその日のためにトレーニングを続けているのだ。そのこだわりはどこからくるのか、「イヌ歳生まれで、九州人だからですよ。単純でガンコ、それだけです! アクションを演りたいというのも、ぼくは大衆娯楽の提供者であればいいと決めてるからで……芸術家になろうなんて思ってませんから!」と本人は語る。
取材では愛犬家としての一面も見せ、ミニチュア・シュナイザー種のチャチャとケンタを連れてお散歩。長期ロケなど家を空ける時、必ずこの子たちの写真を持って行くという。
ちなみに今回の取材では、たけし城のスチールも担当しているカメラマンの橋本田鶴子さんが撮影に携わった
『週刊明星』1988年9月1日号
集英社
ついに放送100回! というわけで、スタッフと出演者たちが、これまでに行われたオーディションや収録現場でのおもしろエピソードを大いに語る。
"目立つが勝ち"のオーディションでは、フル○ン男や緑山に忍び込んで練習していた男がいたり、収録では有名人やその親戚も参加していたり…。
また、ボツになったゲームには"カレー食い競争"や親子大会用の"風船ゲーム"などがあったとか
『LOVELY(ラブリー)』1988年末年始号
TBS
季節を問わず攻撃軍が攻め込んでくるのでたけし城主は大忙し! だがもっと忙しいのが番組スタッフたち。彼らの奮闘ぶりを愛情込めてカメラが追った! この記事は番組の裏側を激写したドキュメントである。
掲載された写真の中から、気になる情報をピックアップしてみたぞ
『週刊新潮』1989年3月2日号
新潮社
たけし城が1989年3月をもって打ち切られることを伝える記事。
ひところの勢いは落ち着いたとはいえ平均視聴率は17~18%、合格点がもらえる数字ではあるが…。
さる中堅ディレクター曰くたけし城は"優等生TBSの鬼っ子的存在"。俗悪番組が嫌いな諏訪(博)社長が局のパーティで「あんなことまでしても視聴率が獲りたいのか」と担当者を面罵したこともあったとか。
また、殿のご乱心も打ち切りの一因だとかで「いざ収録という当日の夕方になって、電話一本で"ゴメンネ"ですからねえ」とTBS関係者が苦労を明かす。
しかし海外にもアイデアが輸出される人気番組。某スタッフは「年に何回か、海外の"たけし城"を借りて、生中継する手もある。どうせなら、最後は天守閣を炸裂させるとか、華々しく終わりたいね」と語っているようなのだが…
『LOVELY(ラブリー)』1989春号
TBS
3年間で約2万人もの軍勢に攻め込まれながら、数回を覗いてビクともしなかったたけし城。この度解散となった攻撃軍に憐れみをかけ、たけしがこれまでの敢闘賞場面をすべてチェック。最優秀敢闘賞を与えることにした。
4月7,14日放送の「風雲!たけし城ファイナル 最優秀敢闘賞は誰の手に!」では2週にかけて総集編を放送。ファイナルだから明かされる秘密もあるとか…。
みっちりと名場面を振り返り、次番組『総天然色バラエティー 北野テレビ』に心おきなく移ろう、という目論見なのであります
第128回 第129回『月刊ぶ~け』1990年12月号
集英社
当時刊行されていた少女漫画誌の特集で、漫画家・雨月衣先生が経験したバイトから印象的だったエピソードを描いた作品である。
以前、TBSの美術製作をやっていたキャビンというところでお手伝いをしていたという。この会社はたけし城の小道具も担当し、彼女も緑山スタジオで「カート戦」で使われた的を洗っていたそうだ。
ちょうど"例の事件"でたけしと軍団が出演していなかったため、会えないのが残念だった… が、そんな中でも楽しみだったのが、なんと稲川淳二。ファンということではないが、見物人がいないところで一人カメラに向かって演技をし、何度も何度もNGを出しスタッフに怒鳴られながらもニコニコ演技を力いっぱい続ける、そんな彼の姿を見ているうちに。OKが出た後、思わず拍手していたとか。
後日談として、とある料亭で"お運びさん"のバイトをしていたところ、なんと取材でやってきた稲川に遭遇。ここでも彼はひたすら腰が低かったそうな…
『ユリイカ』1998年2月臨時増刊 総集編=北野武そして/あるいはビートたけし
青土社
映画監督として、芸能人として、たけしのさまざまな面を取り上げている。
「ビートたけし番組グラフィティ」では第0回(事前特番)についての記述がちょっとだけある他、桂邦彦プロデューサーが手掛けた番組も紹介されている
『EX大衆』2007年2月号
双葉社
近年、海外で人気があるということでモノクロ4ページで特集。金子社長による攻略法から、金子社長・谷隊長・桂プロデューサーへのインタビュー、たけし城大事典、たけし城グッズ紹介まで事細かに掲載。
ちなみに、大事典の細川たかしの項目で「CSでの再放送時、肖像権の問題から細川たかしの登場回が放送されず、『たけし城』のファンから反感を買っている」などと書かれたせいか、その後細川たかし出演回がCSで放送されるようになった
『週刊ポスト』2008年10月31日号
小学館
2008年のノーベル物理学賞を日本人が受賞したことについてたけしが語っており、その中でたけし城についても触れている。TBSが『Wipeout』を制作しているアメリカ・ABCを訴えた件については、損害賠償金の内の何割かを分け前として欲しいと言っていた
『EX MAX!(エキサイティングマックス)』2009年11月号
ぶんか社
たけし城のDVD発売を記念し、カラー3ページでどこよりも早く総力特集。
教科書には絶対載らないようなたけし城の歴史から、たけし城が残した偉大なる記録、攻撃軍を待つ難関の紹介、谷隊長へのインタビューなどを掲載。実は当館が協力・監修という形で関わっており、データや情報を一部提供していました
『EX大衆』2009年11月号
双葉社
こちらもDVD化を記念して『EX大衆』が2色刷り4ページで再び特集。たけし城の名物アトラクション15+5個を写真・クリア難度・谷隊長のアドバイス付きで大紹介。また、桂邦彦プロデューサーや谷隊長、ストロング金剛へのインタビュー、「たけし城人物ふぁいる」も公開。
立川談志が「これはアクション・ギャグの原点だ!」と唸っていた、という話を桂プロデューサーが明かしている
『DVDでーた』2009年11月号
角川マガジンズ
DVD情報誌『DVDでーた』によるたけし城DVD特集記事、カラー2ページ掲載。
「名物関門プレイバック」ではたけし城の代表的なゲームを谷隊長の観戦後記付きで紹介。「トリビアの館」では「悪魔の館」の仰天突破術などたけし城の雑学を大紹介。さらに、緑山の行け行け隊長こと谷隼人が、いまだから話せる城攻めのウラ側を明かす!
『DVD VISION』2009年11月号
発行:日之出出版 発売:クロスロード
こちらもDVD情報誌『DVD VISION』による、たけし城DVD紹介記事。
「伝説のアトラクション型バラエティがついにDVD化!」ということで、カラー1ページ掲載。インタビュー「攻勢軍(攻撃軍)を率いる谷隊長の語るたけし城の裏側」付きでDVDの見どころを宣伝している
『CIRCUS MAX』2009年12月号
KKベストセラーズ
祝!DVD化ということで組まれたモノクロ5ページの特集記事で、どこぞのたけし城マニアが協力している。ほぼ全ての関門を掲載した「永久保存版 関門リスト116」、人気関門を写真付きでまとめた「関門プレイバックBEST20」、谷隊長への突撃インタビューの豪華三本立て。谷隊長へのインタビューでは「当初たけしと谷隊長の役割が逆だったこと」や「谷隊長が休んだ回(第7回)について」などに迫っている。
…ということで、CIRCUS MAX編集部さん、同行のライターさん、カメラマンさん、メディアファクトリーさん、そして谷隊長、お忙しい中どうもありがとうございました!
『SPA!』2009年11月17日号
扶桑社
漫画家・福満しげゆき先生によるコラム。当時小学生だった筆者が、たけし城が子供の心を掴んだ理由を分析。「フライデー襲撃事件」発生当時、講談社の担当者がフライデー編集部に在籍していたものの、当日会社にいなくてガッカリしたことを明かしている
『FLASH』2009年12月1日号
光文社
たけし軍団のつまみ枝豆、ガダルカナル・タカ、井手らっきょ、松尾伴内が集まり、たけし城を語りつくすカラー3P特集。
思い出のアトラクションや海外進出・海賊版が作られた件、軍団員を増やしたことなどを挙げて番組の凄さを浮き彫りにする一方、その苦労や裏話を明かしている。また、テレビ史上に残る爆笑&難関アトラクションの厳選紹介や谷隊長、トカちゃん、桂プロデューサーが語る秘話も掲載。
ちなみに取材日が『CIRCUS MAX』と同じ日だったようで、谷隊長は私服で登場している
『昭和50年男』vol.001
クレタパブリッシング
昭和50年代にガキンチョだった男たちに贈るムック。桂邦彦プロデューサーへのインタビューを交えつつ、番組を魅力たっぷりに伝えている。
たけしのスケジュールが月2回しか空いていなかったため役割が逆転したこと、泥だらけにするので緑山スタジオ側から怒られたため番組専用シャワー室を作ったこと、番組終了は視聴率低下ではなく「3年やったら、出たがる人間は一周しただろうなと」という理由だったことが明かされた。
また、記事を執筆した山田知宏氏は、当時TBSにいた部のOBによる命令で番組に参加しており、「ローラーゲーム」ですぐ撃沈したそうな
『週刊大衆』2023年2月27日号
双葉社
1983年の結成から40年を迎えたたけし軍団。ガダルカナル・タカとつまみ枝豆、ダンカンの3人が芸名の命名式から阪神に勝った草野球、34年ぶりに復活するたけし城、殴り込み事件の真相までまるごとぶっちゃけた記事。
たけし城関連では、新しいゲーム案が出るとセットを組んでADではなく軍団がテストしていたこと、井手らっきょが親子大会で若妻をナンパして収録後に遊びにいった話から、台湾の"ニセたけし城"に偵察に行った話を明かしています
『週刊現代』2023年5月6・13日号
講談社
テレビ業界にまつわる連載コラムでたけし城を取り上げている。
制作費非公表の令和版だが、番組制作会社幹部の話ではTBSに番組フォーマット販売権として10億円以上が支払われたとか。また、大手芸能事務所の話ではたけしにもかなりの額が支払われたというが… 真偽のほどは不明である。
なお、記事は「現代ビジネス」でも読むことができます。そんなにヤバくはないです
『週刊プレイボーイ』2023年5月15日号(no.19・20)
集英社
渡辺直美とオードリー・春日俊彰が令和版の見どころを、二代目家老・東国原英夫と谷隊長が昭和版の超破天荒な舞台裏を語っています。令和版をきっかけに組まれた特集記事の中では、最もボリュームある内容です。
ちなみに「週プレNEWS」でも読むことができます。紙面では写真がモノクロですが、こちらではカラーで見られますよ!
『週刊実話』2023年5月25日号
日本ジャーナル出版
令和に復活したたけし城にまつわる"カネ"について、TBS関係者・事情通の話をまじえてレポート。
Amazonが10億円以上支払い、TBSから番組フォーマット権を購入。その際、TBSは自社が制作を請け負うことを条件にしたという。たけしにも数千万円の権利料が入ったとのことで、「殿もウハウハ」だとか…。
この記事は「週刊実話WEB」でも読めます
『週刊SPA!』2023年5月30日・6月6日合併特大号
扶桑社
ゴージャスになってリニューアル、Prime Videoで復活したたけし城をレビュー。筆者は中村裕一氏。
「ながら見でも楽しめる、シンプルで今見ても非常によくできたフォーマットと言える本作」「理不尽さは相変わらず。いずれにせよコンプライアンスに縛られ、すっかり優しくなった令和のテレビバラエティに慣れてしまった脳には刺激的であることは間違いない」と評価。
「すべてにおいていちいち理由や結果を求められる社会は息苦しい。まったく意味などない、何も残らないポジティブなくだらなさというものが、今の世の中には必要ではないだろうか」と述べている
『月刊デジタルTVガイド』2023年6月号
東京ニュース通信社
谷隊長・木村隊長の2人にインタビュー。収録時のエピソードや令和版の見どころを語っています。また、他の豪華キャストや新しくなって難易度がアップした注目ゲームも大紹介!
『DIME』2023年8月号
小学館
DIME編集部員、ライター、各ジャンルの専門家からの情報を集め、上半期のヒット商品をランキング化。「先進性」「売れ行き「話題性」の3項目を重視して順位付けした特集。
たけし城は先進性★★、売れ行き★★、話題性★★★の評価で25位にランクインした