いよいよ戦いも後半戦に突入。敗者から奪い取った戦利品もどんどんたまってきた。
さぁ今週は、"ミスタープロボウラー"こと岩上太郎プロがこの巨大ボウリングに挑戦。豪快な投げが炸裂する!
今回、このゲーム専用のセットが完成。よりボウリングらしいセットとなった。
また以前、前かがみでボールの衝撃に耐え抜いた者がいたため、今回から男性挑戦者は後ろ向きで立たなければいけなくなった。迫りくるボールを見ることができないので、いつぶつかるのかわからないのだ。これにより、さらに運ゲー感が増したぞ!
1ゲーム目
谷隊長の持つトランプカードを引いていく。まずは1人目から
さぁいよいよ岩上プロの第1投目!
ボールは真っすぐ中央に向かって突き進む! そして1,2,3番に激突、2番は耐えたが、1番の香川代表・男性と3番の福島代表・女性が倒れ失格。さらに1番ピンにぶつかった5番の山梨代表・男性も失格となったようだ
2ゲーム目
続いて抽選は7人目から
今回はやや左寄りにボールが逸れたが中央に向かって転がり1番に激突!
1番の富山代表・男性と2番・女性(※県名不明)、3番の熊本代表の女性が倒れた。
2番ピンにぶつかってしまった4番は耐えて喜んでいた
3ゲーム目
4人目から抽選開始!
さぁ、三たびボールは真正面へ、1,2番に激突!
1番の長崎代表・女性(18歳・会社員)は3番の男性(※県名不明)にぶつかって倒れた
2番は耐えたものの、2番ピンと接触した4番の宮崎代表・男性(22歳・福祉施設職員)は倒れてしまった!
4ゲーム目
抽選は2人目から開始
岩上プロは正確な投げを見せ、今回も真正面にボールが転がり、1番(埼玉代表・男性)、3番(奈良代表・女性)に激突。
1番を起点に、2,4,5,7,8番と周りのピンが次々と倒れてしまった…
3番は耐えたが、ぶつかられた6番が倒れ、さらに10番ピンを押し倒した!
ここで一気に、福島、埼玉、山梨、富山、香川、高知、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、以上10県の代表が脱落! 期待された戦士が次々と敗れる中、またも運良く生き残った者(奈良代表の女性)がいる!
残るは25都道府県の戦士である…
とびだせ青春!ここまで約半分の県が脱落し、たけしのそばに置かれた土産物はまるでデパートの物産展のように充実してきた。
さて今回ひとつ目の新種目は「とびだせ青春!」。日本テレビの青春ドラマ『飛び出せ!青春』からタイトルとテーマ曲を拝借。ついでに「国境の沼」の泥沼を再利用したゲームである。
改めてルールを説明すると、谷隊長が笛を吹いたら挑戦者はスタート地点から飛び出し、泥沼に駆け込む。城みちるが操る巨大人形マラドーナ君(またの名を"マラ・ドーナッテンノ君")が天高く蹴り上げるサッカーボールを、落下地点を見計らって上手くキャッチすれば合格なのだ!
一応、マラドーナ君がボールを蹴り飛ばすということになっているが、実際はその横にある迫撃砲からボールが放たれているという事実は、この際目を瞑っておこう…
1人目 秋田代表・男性
新ゲーム最初の挑戦者は秋田代表。
勢いよく飛び出し、ボールの落下地点に向かっていったが… 無情にもボールは右手に当たって落ちてしまい、男性は泥沼に倒れ込んだ!
2人目 大分代表・女性
「竜神池」を突破したふくよかな大分の女性が再び登場。
悲鳴を上げながら飛び出したが、泥沼にはまってしまい抜け出せなくなった! 無情にもボールは彼女の後ろにポトっと落ちたのだった…
3人目 兵庫代表・男性(22歳・会社員)
スタート早々コケそうになったのは、星条旗をマント代わりにした兵庫代表。
泥沼に足を掬われ、挙句の果てに見当違いの方向に進んでしまった。最後は落ちてきたボールに向かって飛び込んでみたが、それでも手が届かなかった…
憐れ、柄沢アナがせっかく着てきた純白のスーツは泥で汚されてしまった!!
4人目 宮城代表・女性
たけしに「ほら取れる取れる! これは取れる!」と言われた通り、落下地点を上手く見定めた。
腕でワンバウンドし、思わず尻餅をついてお尻が泥だらけになってしまったが、見事キャッチした!
5人目 岐阜代表・女性(18歳・学生)
ボールの落下地点まで駆けていったのだが、足が泥沼にはまってしまう。その上、顔面にサッカーボールが直撃!! あまりの激痛に、その場で倒れてしまった!
初めは着丈に応えていた彼女だが、敗者インタビューではさすがに号泣… 先に敗れた者たちから慰めてもらっていた
6人目 山形代表・男性
さぁ、どんどん日が暮れて暗くなってきた。
続いては山形代表、勢いよく駆け込んでいったが進み過ぎて落下地点を超えてしまった。残念ながら届かず、あまりの悔しさに、腕を泥沼に打ちつけていた
7人目 熊本代表・男性(39歳・自営業)
飛び出したはいいもの、すぐ泥沼に阻まれてしまった。呆然と見つめる中、ボールは遥か遠くへ…
小学生の息子のクラスメイトたちから寄せ書きをもらい、期待を一身に背負って熊本から遠路はるばるチャレンジしたが失敗。
インタビューでは「風雲 つぶせ!! たけし城 ガンバレおじちゃん!!」という寄せ書きを持った息子と一緒に登場。息子は頑張った父の健闘を讃えていた
8人目 千葉代表・男性
最後は法被姿の千葉代表。ボールの行方をしっかりと追い続け、見事キャッチ! 全身泥だらけになりながらもクリアした!
場面はいきなり、カラオケスナックの中に…
新ゲーム第2弾、これぞ元祖「FIRST TAKE」!? たけしが当時お気に入りだった、TBSお昼の人気番組『街かどテレビ11:00』が緑山に登場! …といっても、テレビ業界でありがちな"番組コラボ"でもなんでもなく、たけし城側が勝手にパクっただけである。
では改めてルールを説明しよう! 緑山の一画に設けられたカラオケスナック「街かどテレビ」へと馳せ参じた攻撃軍勇士は、入店早々流れてくるイントロを聴いて1曲唄わなくてはならない。
その場で曲を理解し、歌詞を見ずに上手く唄えれば合格。2人のバニーちゃんがやさしく次のコースへと連れて行ってくれる。
しかし歌詞が出てこなかったり、あまりにもヘタクソだったりすると、ヤクザの組長・関山耕司とチンピラの横溝貴之に恫喝され、店の外へと乱暴に連れ出されてしまうのだ!
今回はたけしと石倉、ヤクザたちが見守るという強烈なプレッシャーの中で唄わなければならない。体力はまったく必要としないが、運と歌の知識、そして歌唱力が試される、バカバカしくも実に痛快なりゆき番組らしい難関なのだ!
なお今回、大木凡人は出演せず。彼の登場は1カ月後の第25回からである。
というわけでここまで残った15県の精鋭たちは、果たして予想外の難関で唄い切ることができるだろうか!?
1人目 岡山代表・男性
沢田研二「勝手にしやがれ」
トップバッターは岡山代表。お題は1977年リリース、ジュリーこと沢田研二の代表曲。
イントロを聴いても歌詞が分からず、メロディに合わせて「ルルル~ ラララ~」とスキャットするだけ。ふざけて唄ってしまったためチンピラに「なめんなよ!」とキレられて追い出された。
あまりのバカバカしさにたけしも三太夫も大笑い!
2人目 静岡代表・女性
勝彩也「恋あざみ」
1970年の曲。たけしもこれは無理だろうと心配する。
このお題に挑戦するのは静岡代表。イントロを聴いて曲と歌詞は出てきても、上手く唄うことができない。たけしもこりゃダメだと判断、彼女はチンピラに連れ出されてしまう。歌詞の通り、どうにもならなかった…
3人目 愛知代表・男性
「犬のおまわりさん」
愛知代表が唄うは、佐藤義美作詞、大中恩作曲の童謡。子供の頃に誰もが覚える歌なのでそれなりに唄えるはず。
途中で歌詞をど忘れしてしまったが、審査員の関山組長がギリギリ合格と判定。チンピラに握手されつつ、バニーガールが次のコースへとご案内~
4人目 京都代表・男性
「ジャンバラヤ」
「こんばんは」とたけしたちに軽くあいさつしながら入店してきたのは京都代表。
「これ唄えなかったらどうしよう?」と言いながら出されたお題は、なんとアメリカのカントリー歌手ハンク・ウィリアムズが1952年に発表した楽曲。
飄々とした彼は"それっぽく"唄ったのが功を奏し、たけしがギリギリ合格にした!
5人目 桂邦彦プロデューサー
「ジャンバラヤ」
いてもたってもいられなくなった桂Pが、「見本を見せる」と言い出し突如入店! たけしらに拍手で出迎えられた。実は彼、学生時代にカントリーバンドでギターを弾いていたことがあるのだ。 ※2
そんなわけで「ジャンバラヤ」はお気に入りの一曲で、「ジャンバラヤはこの人にかかったら、もう他に唄える奴はいない」とたけしも太鼓判。見事な歌声を披露して場を盛り上げ、満足気に帰っていった
6人目 北海道代表・男性(28歳・会社員)
加山雄三「君といつまでも」
最後は1965年発表、若大将こと加山雄三の代表曲。
自信満々で唄い始めた北海道代表は、最初のフレーズまでは唄えたものの、その先で詰まってしまう。歌詞が出てこないと見て、たけしが不合格判定。チンピラにつまみ出されてしまった!
…北海道でたけし城、これは後に新春スペシャル「冬の陣」で現実のものとなる。が、この時のシャレが本当になるとは彼も思わなかったであろう
カラオケ地獄を乗り越え、生き残ったのは9都府県、9人の戦士である。
彼らを待ち受けているのはご存知、沖縄出身のトカちゃん、奈良出身の大ちゃんのごきげんコンビ。
最終決戦に進出するのは、いったいどこの代表であろうか!?
石倉 殿! 殿…
たけし なに?
石倉 何をしてるんです、殿
たけし いや、あんまり… ってこれ(衣装)暑いもん、だから。暑いよお前これホントに
石倉 ちょっとこの薄めに…
たけし この綿入れはないよ、しかしこの…
石倉 しかしまぁ、これからおいおいと寒くなりますんでですな、殿のお体に万一のことがあれば、我々…
たけし 上手い! これで暑い、暑いって言ってる間に来週辺り薄手の物作ってくるんだよ。天候が寒くなるんだよ
石倉 そう…
たけし 悪循環なんだから。どーもマッチしないね。それでどうしたの?
石倉 はい。えー、それでですね、40名の人間が残りましてですな
たけし あらら
石倉 12県残りました(※正しくは35県)。ちょっとざっと、殿ね…。あれ(47代表熱戦譜)を見て下さい。随分バッテンが多いでしょ? もう戦利品もこの山の如くでございますね。えー、次なるゲームは「スターボーリング」。スターボウルという
たけし スターボウルね。今日はあれだよ、岩上太郎さん
石倉 そうです!
岩上太郎 ぐわっと! ドカーン! いよしっと!
たけし ボウリング始まって、日本で最初にやった人だから
石倉 いま御年おいくつなんでございますか?
たけし 98かな? 岩上さん(※出演当時51歳)
石倉 で、おいくつの時にボウリングを?
たけし えー、小学校4年の時からやってるもの
石倉 ほぉ… その頃からもう日本にはあったわけですか? ボウリングというのは?
たけし あの頃はなかった
石倉 じゃあなんでこうやったの? 向こうの方に行って?
たけし あの頃はあの、あの頃のスターボウリングっていうのは、あの、水子地蔵全部並べさしといて、骸骨で倒したという…
石倉 何を言ってるの…