入場行進を終え、たけし城前に集結してきた選抜軍たち。これからの激戦を前にして、谷隊長のありがたい訓示と選手宣誓が行われる。
たけし城の目の前にいたと思ったら、場面はいつも通りスタート地点である裏山に。隊長の号令で、全国都道府県選抜軍たちが駆け下りていった。
まず最初の難関は、3週間ぶり登場の「国境の坂」。雨は降っていないけれど、坂の前は水たまりや泥でぬかるんでいる。
もう半年ぐらいやっているのだから、そろそろ攻略法やコツはつかんでいるはずである。いずれも厳しい選考を勝ち抜いて選ばれた精鋭なのだから、軽く突破してほしいものである。せっかく高い交通費や宿泊費をかけて、しかも土産物まで携えて遠路はるばる緑山へと馳せ参じたのに、いきなりUターンさせられてしまってはたまったもんじゃない!
脚力に自信のある者は、頂上に向かって駆け登り一発でロープをつかむことに成功! 自信のない者は例の如く滑って戻って泥まみれ。あるいは、お互い協力し合って登っていくしかない!
真っ先に乗り越えていった新潟代表の男性は、その先にある池に落ちることなく軽々と跳び越えていった。一方、悲鳴を上げながら坂を下っていった兵庫代表の女性は、足から池に突っ込んでいった…。
後半になると、今回初めて出会った者同士、お互い手と手を取り合って坂を乗り越えようと協力プレイが繰り広げられる。
そんな中で苦戦しているのが佐賀代表の男性。太めの体形が災いし、なかなか登ることができない。手を差し伸べてくれた石川代表・男性の手を引っ張り、引きずり落としてしまうハプニングも…。
なにわのど根性でロープ目指してダッシュした大阪代表。しかしあと数センチ届かず戻ってしまった。
さて、相変わらず苦戦中の佐賀代表は、沖縄代表の女性をお尻を持ち上げる。そして、兵庫代表の男性が持参した星条旗をつかんだ女性は必死に坂を登っていくのだが…。
さぁ佐賀代表、今度はロープをつかんでいた福井代表の男性をターゲットに足を引っ張り始める。ズボンがずり落ち、パンツを曝け出してしまった福井代表は、とうとうロープから手を離してしまった!
そして訪れるタイムアップ。なんと石川代表が2人とも脱落してしまった!
ここで脱落したのは石川代表2人の他、神奈川、滋賀、大阪、和歌山、鳥取、佐賀、沖縄代表各1人。中には先ほどインタビューを受けた大阪代表の男性、尻を持ち上げられていた沖縄代表の女性も…。
ちなみに、敗れた神奈川代表の男性は古川聡さんの同級生である。
彼らはふるさとで戦いを見守っていた皆さんへのお詫びのしるしとして、カメラに向かって土下座することになった
というわけで、早くも9人が故郷へと帰っていったのである
第一砦軍団を輩出していない県の戦士から優先的に標的にしていくと脅す東隊長。
今回は砦の頂上に4人、内部に4人、突撃隊2人の合計10人で各都道府県の戦士に立ち向かう。今回は三角英一ディレクターなしでの布陣である。
いつも通り煙が上がる中、銃撃戦が開始された。一斉に砦へと向かい、銃撃をも恐れず乗り越えていく。中には的を手で隠して進もうとする不届き者、砦の頂上で引きずり上げられる女性戦士もいる。
そんなこんなで今回は人数が少ないこともあり、いつもより短い時間で戦いは終了した。
最後に残ったカメ型リュックを背負った愛知代表の女性は、ヘルメットから的が取れて失格。「バカモノ!!」と叫びながら軍団に向かって銃撃したが、逆にマシンガンで反撃されてしまうのであった…。
そしてまた、砦の前で敗者たちが集結。埼玉、愛知、京都、広島、宮崎代表が1人ずつ失格。なんだかんだで軍団の出身地である埼玉、広島、宮崎からも敗者が出ている。
彼らもまた、お詫びの気持ちを示すためそろって土下座することになった
14人が早くも脱落。彼らが持ってきた土産品はたけし軍に献上されてしまったのである。
しかし、先はまだまだ長い。次に待っているのは東京出身のストロング金剛と広島出身の丹古母鬼馬二が息を潜めている恐怖の館なのだ!
残った46都道府県の代表戦士たちよ、命を賭けて乗り越えるのだ!!
島根代表・男性(44歳・会社員) 宣誓! 我々全国47都道府県代表の選手たちは、にっくきたけしを倒すまで正々堂々戦い抜くことを誓います! 昭和61年10月31日、島根県代表A・I
谷 ご苦労であった。それではこれから、難攻不落のたけし城を攻撃する。行く手には数々の難関が待ち構えているが、全力を挙げて頑張ってほしい、いいな!
全国都道府県選抜軍 オーッ!!
TBSアナウンサー・柄沢晃弘 はい、こんにちは! 本日のリポーターはわたくしTBS入社3年目、アナウンサー柄沢晃弘でございます! いやぁやってきました、ついにやってきました! 風雲!たけし城。難攻不落と言われたたけし城に今回挑戦するのは、全国47都道府県から集まりました代表たち、精鋭たちでございます。あの夏の甲子園大会の中継をやるような興奮をわたくしも覚えております。最後までごゆっくりとお楽しみに!
谷 行けーッ!!
選抜軍 オーッ!!