
たけし軍「キャスト」
ビートたけし
自らの城を一代で築き上げたのが、当時から芸人・タレントとしてマルチな才能を発揮し、今では映画監督として有名なこの男。女遊びに、金儲けに、軍団いじめにとやりたい放題だが、家臣からの信頼は厚い。軍団からは"殿"と呼ばれている(殿と呼ばれるようになったのは、この番組が始まるよりも前から)。
芸術的センスもさることながら数学や科学の知識も豊富。次々と作戦やゲームを考案するがいずれも斬新かつ過激で、あまりにも危険過ぎてコンプライアンスの緩い当時でも放送できないようなものばかりである。
「カート戦」では運転を担当。芸人になる前はタクシードライバーをしていたこともあり、その巧みな技術で攻撃軍を翻弄、銃弾を避けまくった。
第17回「たけし軍史上最大の作戦」では谷に城を奪われ、終始「帰りたい」と言いながらも城を奪還、再び城主の地位に就いた。
フライデー襲撃事件による謹慎中には、"ビートたけしくん人形"が影武者を務めていた。"本人が中に入っていた時もあった"という噂もあるが定かではない。
復帰した第55回では事件の反省として公開拷問を受けていた。その後は最終回まで城主として番組を休まず?出演した
石倉三郎
初代家老で番組内では「三太夫」と呼ばれていた。これから登場する関門を説明したり、ツッコミ役を担当。いつもたけしのわがままに振り回され、妻が経営する小料理屋「花菱」をネタにされるなど、散々な目に遭っている。キャラとして鼻を赤くしており、これを「三太夫っ鼻」として流行らそうとしていた。
第3回「第二砦」では三太夫の影武者として登場したが敗北。
第12回「夏休み特別企画第二弾!外国人大会」では外国人部隊たちに炉端焼きを振る舞っていた。
第17回「たけし軍史上最大の作戦」では、サボりたがる殿に代わって奮闘するがことごとく失敗。谷隼人にすら笑われてしまう。
たけし謹慎中は、ビートたけしくん人形とともに番組の留守を預かり、たけしくんの身振り手振りを読み取りながらたけし軍を指揮していた。
「城内戦」と「カート戦」ではマシンガンによる銃撃を担当。たけし謹慎中は運転手を務めたがが、不慣れなためたびたびピンチとなり、ウメ王こと梅沢富美男が代わって運転したこともある
第43回を最後に何の前触れもなく降板した
城みちる
イルカに乗って帰ってきた歌手。一時芸能界から離れていたが、ふとしたきっかけでたけしと出会う。その際番組に出ないかと誘われ芸能界復帰。番組開始から最後まで全ての回に出ていた。
「第二砦」守備隊長を担当していたが、隊長なのに弱いことで有名になってしまい、イジられキャラと化していく。その後は玉RUN砦守備隊長や「すもうでポン」の力士、「ジブラルタル海峡」の砲撃手などを担当。力士として弱そうに見るが男性を投げ飛ばして勝つことが多く、また迫撃砲の命中率が高く、女性にも容赦しなかった。一方で、新登場の関門を任されることが多いため「新ゲームたらいまわしタレント」と自嘲していたことも。
また、「スターボーリング」ではガーターを連発。「おしおき洞窟」でたけし城の影の大殿様の怒りを買い、おしおきを食らわされた。さらにコーナーを休止状態に追い込んだため、"ガーターのジョー"と呼ばれるようになってしまう
渡嘉敷勝男
ボクシングの元世界ライトフライ級チャンピオン。引退後、芸能界入りを考えていた頃に桂邦彦プロデューサーと出会い、気に入られたのがきっかけで番組に出るようになったという。
しかし過去の栄光はどこへやら、パンチドランカーになってしまったのか次第にお笑いキャラと化していった。大念寺誠とともに「人喰い穴」隊長として登場、毎回くだらないコントを繰り広げたり、汚い女装したり、穴に入ってきた挑戦者にワーキャー喚きながらボコボコにしたり、とめちゃくちゃなことをやっていた。
必殺技は高校中退パンチ
大念寺誠
空手の達人として登場、「人喰い穴」の隊長を務めていた。日本テレビ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』を見学しに行ったところ、たけしに声をかけられたのがたけし城出演のきっかけだとか。
当初は口数少ない真面目キャラだったが、渡嘉敷とともにコントに精を出すようになってからは、奥さんのパンツを洗っているなどと貧乏をいじられるようになった。
番組終了後は奥さんと別れ、2006年4月の時点ではタクシードライバーをやっていた
大念寺誠 あの人は今こうしている【ゲンダイネット】(※リンク切れ)より
島田洋七
マンザイブームで売れっ子なり、『佐賀のがばいばあちゃん』で作家としても売れっ子になったお笑い芸人。第28回「全国制覇冬の陣」より登場し、常に明るく陽気に振る舞っていた。
「まわってビーチボーイズ&ギャルズ」では、「ホイミ~!」と叫ぶ島娘として登場していた他、「おしおき洞窟」の鬼婆など、数多くのキャラを演じた。しかし、意味の分からないギャグや大げさ過ぎるボケの連発に、親友であるたけしですらツッコむ気をなくし呆れていた
ポップコーン
双子の漫才コンビで、兄が正一、弟が正二。番組内では兄がジブラ、弟がルタルと名乗っていたこともある。
七色の服と黒い帽子を身に付け、マラカスを振りながら「アミ~ゴ~!」と陽気に騒ぎまくる。「君も宇野くん」などの野球系関門に多く登場し、自らのチーム「ポップコーン」や番組特製ユニフォームを着ていた。
「どんぶらこっこ」では「どんぶら~どんぶら~どんぶら~」「こっこ~こっこ~こっこ~」というかけ声を考案、挑戦者にも波及しヒットした
ストロング金剛
国際プロレス、新日本プロレスに所属していた元プロレスラー。坊主頭の大男というキャラで、番組開始から終了まで活躍した。「悪魔の館」では毎回強力なバネを折り曲げながら登場。雄たけびをあげて館内を徘徊し、いつも挑戦者をビビらせていた。
顔つきは悪魔の中で最も恐ろしいのだが、根はまじめで実は最も優しい。また、番組内女装して登場することもたびたび。
糖尿病を患っているらしく、たけしに「尿や汗に蟻が集まる」とネタにされていたが、本人はしきりに否定していた。
『EX大衆』でのインタビューによれば「悪魔の館」が面白かったと思われるように考えていたという
荒勢
がぶり寄りで有名な元力士。第0回(事前特番)のみに登場、「魔神の館」を守っていた
岡田正典
合気道、居合道などの段位を持つ俳優。第1回「悪魔の館」に登場後はしばらく番組から声がかからなかったが、第17回「たけし軍史上最大の作戦」で「戦場にかける橋」の海坊主役になってから準レギュラーとして出演した
上田馬之助
大相撲力士や悪役プロレスラーをやっていた。その経歴を買われ、主に「すもうでポン」で力士を務め、一言叫んだだけで女性挑戦者を驚かせて勝ったことがある。「ジブラルタル海峡」の砲撃手や「ザ・ロンゲストヤード」の守備として登場することもあり、金剛と2人並んだ時にはたけしから凄い絵面だと言われてしまった
丹古母鬼馬二
芸名に迫力のある悪役俳優で、「たんこぼ きばじ」と読む。当初は原始人風の格好だったが、舎熊を被って歌舞伎のような格好をするようになった。「悪魔の館」では、毎回鎖を引きちぎって登場していた。
亜仁丸レスリーがレギュラーになり、番組内でムチャクチャするようになってからやる気をなくしたとか…
亜仁丸レスリー
元阪急ブレーブスの外国人助っ人投手。悪魔の中で最もクレイジーであったが、番組を一番楽しんでいたのは彼かもしれない。「悪魔の館」では大声で叫びながら挑戦者を追い回すわ、情け容赦なく池に突き落とすわ、いつも暴走気味。挑戦者の中には亜仁丸に歯向かう人もいたが、彼に逆襲されていた。
また、「アニマルBANG」という自らの名前を冠した関門を担当した他、元プロ野球選手ということもあって「ガンバレ!阪神タイガース」や「がんばれダイエーホークス」といった関門によく登場していた
忍竜
「すもうでポン」最強の力士。主に紫の土俵を守り、彼と同じ色のボールを引いてしまった挑戦者は皆崩れ落ちていた。彼に勝つと敢闘賞10万円が贈られることになっていたが、ほとんどいなかった。
弱点はカツラで、彼の頭に飛びついた挑戦者によって剥がされてしまったことがある
大木凡人
「街かどテレビ」の司会を務めていた。たけしや軍団の謹慎中には「カート戦」に参加したことも。彼に回想よると、収録時にけが人が発生し、救急車が3台も駆けつけていたとか。また、次男の名前をたけしにつけてもらったという
大木凡人が語る「今では放送できない」『風雲たけし城』の過酷ロケと、たけしが名づけた次男の名前【週刊女性PRIME】より
ヤクザ
カラオケスナック「街かどテレビ」にたむろし、やってきた挑戦者に問答無用で一曲歌わせて、気に入らないと店から追い出すという恐ろしい奴らである
そのまんま東
たけしの一番弟子で、たけし軍団のリーダー的存在。初期は「第一砦」の守備隊長としてマシンガンをぶっぱなし、「第二砦」では大ボケをかまして自滅するなど、情けない目に遭うことが多かった。
第44回からは二代目家老に就任。東国原英夫守三太夫Jr.(ひがしこくばるひでおのかみさんだゆうじゅにあ)というキャラクターで、たけしに新しい武器やゲームを紹介していた。
第10回では攻撃軍に東のそっくりさんが参加しており、敗者インタビューで対面を果たした。また『ムーブ・東京フレンドパーク』出演時には、クイズでたけし城に登場した関門を答える問題が出されたが、まったく覚えておらず、答えることができなかった
大森うたえもん
家老に昇格した東に代わって、「第一砦」守備隊長を務めた。番組内でギャグやダジャレを披露、その度にナレーターから「つまらない」と酷評されていた。
ちなみに謹慎中は、妻や子供とともに緑山へピクニックに出かけていたとか
ガダルカナル・タカ
現在のたけし軍団のリーダー的存在。番組では「すもうでポン」の行司や、「第一砦」助っ人部隊のリーダーとして活躍。
思い出の関門は「スターボーリング」で、ボウラーだった中山律子のパンチラを見てしまったという
つまみ枝豆
留守番トリオの一人で、現在は株式会社TAPの代表取締役社長。
運動神経が良く、第17回「たけし軍史上最大の作戦」では、誰もが「跳んでおめでとう!」に苦戦する中クリアしてたけしと石倉から褒められた。
「チャレンジ競馬」では、"早乙女トメ五郎"というキャラクターで登場。
2009年8月に行われたDVD発売発表イベントでは、収録のきつさに「本当にイヤでしょうがなかった」と吐露した。
思い出の関門は「まわってビーチボーイズ&ギャルズ」で、池に落ちた時に500円を拾ったんだとか
ダンカン
立川談志の元弟子。番組に出演して攻撃軍と戦いつつ、収録後は構成作家として打ち合わせに参加してゲーム案やコントを考えるという、二足の草鞋を履いていた。
第17回「たけし軍史上最大の作戦」では、唯一「戦場にかける橋」をクリアしている
井手らっきょ
軍団一の運動神経を誇る。アントニオ猪木のモノマネや自らのハゲをよくネタにしていた。妻帯者であるにも関わらず女癖が悪く、攻撃軍として参加していた女性にも手を出し、ついたあだなが"チ○コマン"。
フライデー襲撃事件に参加しなかった留守番トリオの一人だが、そもそも事件に参加しなかったのも愛人宅にいて連絡が取れなかったから。DVD発売記念イベントでも悪行を暴露されていた。
思い出の関門は「悪魔の館」で、ジョーズのかぶり物を着て挑んだら死にそうになったから(第62回「たけし軍世界最強の総攻撃」)
松尾伴内
第0回(事前特番)では、たけし城築城の安全を祈願する人柱として埋められそうになった。「天国と地獄」や「キノコでポン!」に設置されていたスタート台(岩)のモデルとされている。
「チャレンジ競馬」では大橋巨泉のモノマネ"巨線"として登場。
思い出の関門は「コリントでポン!」で、狭いボールの中に押し込められたことに恐怖を感じたという
柳ユーレイ
現在は俳優としても活躍している彼だが、軍団のメンバーとしてはその名の通り、目立つ活躍はしていなかった。
彼が運営していた個人サイトでは、毎週すり傷や切り傷が絶えず、泥んこになり、早朝から深夜まで働かされたことを吐露している
ラッシャー板前
軍団の中ではそのまんま東に次ぐくらい目立っていた。第0回(事前特番)では松尾とともに人柱として埋められそうになったり、「おしおき洞窟」では最多の4回もおしおきされたり、番組後期のコントで散々いじめられたり、歩く戦車"ラッシャー号"として裸一貫で奮闘したりと、その体を張った悲惨さが視聴者の笑いを誘った。
フライデー編集部襲撃事件には痔の手術で入院していたため参加せず、たけし謹慎中はビートたけしくん人形の中に入っていた。また、留守番トリオのリーダーとして「第一砦」の守備隊長を務めていた
グレート義太夫
たけし城のテーマ曲制作に関わっていたらしい、軍団一の巨漢。
第116回「全国制覇冬の陣III」では"デブ船盛り"というゴールデンの番組はおろか深夜番組でもどうかという、非常に汚らしい物を披露し、たけしたちから失笑を買っている
大富士
軍団でもセピアのメンバーでもないのだが、エンディングではたけし軍団としてくくられていた。当初は"助っ人伊藤"という名で登場し、ユニフォームの胸にはデカデカと名前が刺繍されていた。
元井筒部屋(現・九重部屋)の力士であり、忍竜に代って「すもうでポン」の土俵を守った。また、悪魔とともに「ザ・ロンゲストヤード」の守備などを務めていた
古田古
セピアの初期メンバー。しかし、番組開始早々に「キドカラー大道ノックバット事件」が発生。ニッポン放送『ビートたけしのオールナイトニッポン』内で行われた裁判で、古田がたびたび起こしていた悪行の数々を暴露されて永久破門。第5回をもって降板した
おぼつちやま
漫画家・水島新司先生のおぼっちゃま(現・水島新太郎)。軍団の中では最もイケメンである。「すもうでポン」では、番組に参加したスポンサーの御曹司に勝ってしまった。
また、水島新司がゲスト出演した際には、親子で共演した
キドカラー大道
放送当時は師匠たけしの身の回りの世話をするボーヤを務めていた。「ノックバット事件」などの武勇伝も多く、番組では「俺が軍団を引っ張っていく」とか、おぼつちやまに対し「家が金持ちだからってコンプレックス持っているな?」と言っていたことを、たけしに暴露されたこともある
誰なんだ吉武
途中から浅草フランス座で修行することになったため、第17回「たけし軍史上最大の作戦」とフライデー編集部襲撃事件には不参加。フランス座から帰ってきた第35回以降、レギュラーで出演している。ちなみにこの回には吉武の同級生が参加している。
1987年頃破門とされているが、番組のエンディングではずっと彼の名が記載され続けていた
サード長嶋
たけしが敬愛する長嶋茂雄から芸名を付けられた。おぼつちやまと"おぼっちゃま"というコンビを組み、『風雲!たけし城音頭』というレコードを出している
大阪百万円
大阪から百万円を持って上京してきた男。浅草フランス座で修業していたため第26回から出演。しかしフライデー編集部襲撃事件に参加したため早くも謹慎の憂き目に遭っている
小野みゆき
腰元を束ねる腰元頭役。本当は攻撃軍として参加して「竜神池」に挑戦したかったらしいのだが、桂邦彦プロデューサーの勘違いでたけし軍側についてしまった
名越美香、横田睦美、富川春美、沢田かおり、森島美希、飛田昌子、巨乳、青木淳子、片山久子、伊藤美保、相沢千賀子、群司葉緒子、宮下千鶴、平木ゆう子、林 ゆかり、植村結子、佐藤ゆかり
番組リニューアルから登場した腰元。元おニャン子クラブの者も何人かいる。いつもたけしや軍団のセクハラに耐えながら、場内で戦いを見守っている。
いつも何もしていないため、第93回では彼女たちに忍者の格好をさせ、攻撃軍の偵察をやらせたが大した効果はなかった