これから激戦を繰り広げることになる、たけし城を巡る最初の戦いである!
メルカリで販売されていた番組台本によると、収録日は4月25日(金)。裏表紙に記載された本番スケジュールによると… 9時半から出場者の顔撮り。打ち合わせを挟んで、11時~11時半 行軍シーン撮影。12時~13時 昼食、13時~17時までフィールド上でゲーム収録。初期はこんな感じで、1日ですべて収録していたんですね。
さて、事前番組(第0回)から設定・役割がいきなり変更。たけしが城主、谷隼人が攻撃隊長になりました。桂邦彦プロデューサーによると、この変更はたけしのスケジュールによるもので、毎週緑山に来られないのでこうなったとか。また「人喰い穴」などを除いて、放送ギリギリまで企画が固まっておらず、その時点で出ているアイデアだけでやろうということになったそうです。まさに"なりゆき番組"らしい展開です。
たけしと家老・三太夫こと石倉三郎は城内にある司令室で戦いを見守ります。ゲームの合間には三太夫がミニチュアを使って関門の説明をしていました。また、柳沢慎吾は谷の家老から戦場レポーター役に変更。宮内静雄アナのナレーションもこの時はまだ真面目でしたね…。
一方、今回の参加者は全員男性。事前特番同様に番組側が用意したピンク・水色・イエローのつなぎ(作業服)を着る者がいた他、スーツ姿や鳶といった仕事着、スポーツウェアなど、思い思いの恰好で参加。挑戦者がかぶる赤いヘルメットは2つの砦と「ジブラルタル海峡」、「人喰い穴」、「城内戦」の時だけ装着。それ以外では何も付けずにチャレンジしていました。
攻撃軍の中には、当時はまだ無名だった俳優の寺島進が出演しています。また、番組常連となる金子造園の社長も仲間を引き連れ、早速参戦しています。
まだ始まったばかりなので、戦場となる緑山スタジオ・西側上段広場はセットが少なめ。草木が生い茂る、だだっ広い原っぱでした。この広大な空き地に、これから次々と手が入れられ、あちこちに節操なく関門が作られていくのであります。
なお、「ターザン渡り」から「ジブラルタル海峡」までは、挑戦者の奮闘ぶりを1人ずつ追っていく展開となっていました
参加人数 | 100人 |
国境の壁 | ? |
第一砦 | 44人 |
ターザン渡り | ? |
竜神池 | ? |
悪魔の館 | ? |
第二砦 | ? |
ジブラルタル海峡 | 4人 |
人喰い穴 | 3人 |
城内戦 | 敗北 |
谷隊長の攻撃命令を受け、裏山を駆け下りてきた攻撃軍たち。さっそくコケている者がいるが、大丈夫であろうか!?
さて、たけし城記念すべき最初の関門のお出ましである。国境地帯に聳え立つは、高さ2.5m・幅約8m(公称)の壁。ぬかるんだ泥に足をとられることなく、助走をつけて思いっきりジャンプし、高い壁を乗り越えるのだ。5分以内に突破すればクリアである。壁の向こうには傾斜30度の坂がある。無事乗り越えた者は、坂を勢いよく滑って次なる難関へと突き進んでいくのだ!
できたてほやほやなので、池や落とし穴といった類のトラップはまだ仕掛けられていない。たけし軍団らしき人物が銃を持って待ち受けていたが、挑戦者に取り押さえられていた。果たして何がしたかったのか?
初回ということもあってか、挑戦者同士協力し合う場面はほとんどなく、大半が自力で壁をよじ登っていた。そのため体力のない者は大苦戦。頂上に手が届かず、壁に向かっては激突を繰り返していた。
そんな中、先ほどコケていた鳶職の男性、彼は持ち前の体力を生かして難なくクリア。この人が何を隠そう、金子造園の社長(通称「金子社長」)である。
一方、泥に足をすくわれ何度も何度も転倒しているバス運転手の中年男性。なけなしの年休を取って緑山にやってきたが、制服は泥だらけでビショビショ。柳沢レポーターの声援を受けて突撃していくが、とうとう力尽きて倒れてしまった…
第一砦壁を乗り越えた先に待ち受けていたのは、軍団たちであった。彼らが守りを固める砦で、水鉄砲の撃ち合いが繰り広げられる!
高さ5m、幅20mのコンクリ製階段状の要塞を乗り越えればクリア。ただし、頭につけている的を軍団の持つ銃で射抜かれてしまうと戦死。今回は頂上に5人、砦内の穴に4人が潜み、攻撃軍を執拗に攻撃する。
この戦いのために番組が用意した特製水鉄砲の飛距離は5~6mで、紫色の水性ペンキが発射される。腰に取りつけるボンベの容量は約1リットル、2~3分間連射可能というシロモノだ。今回の的は金魚すくい用のポイを使用しているぞ
的を撃ち抜かれることも恐れず特攻していく攻撃軍たち。激しい銃撃や軍団の蹴りにも耐え、挑戦者は砦を登り、橋を渡って密林に駆けこんでいく。
しかし置いてきぼりを食らい、取り残された戦士が3人…。彼らは集中砲火を浴び、的を射抜かれあっけなくやられてしまった
砦の先にある密林を駆け抜け進軍していく攻撃軍。生き残ったのは44人、序盤で半分以上もの戦士が脱落してしまった。
しかしこんなに入り込まれてしまったのは想定外だったのか、たけしはご立腹の様子。そんな殿のために、家老・石倉は秘策を用意していた!
ターザン渡り次なる難関は、ロープを使ってターザンのように渡る単純明快なもの。上手く反動をつけて向こう岸に渡ればクリアである。しかし途中の穴には毒蛇だの、マムシだの、ヒルだの、破傷風菌だの、風土病だのを仕込んでいるという。つまり落ちたら死んでしまうわけだ!!
なお、ここから「ジブラルタル海峡」までは、挑戦者を1人ずつ追っていく編集となっている。すべての難関を突破しないことには、たけし城に辿り着くことができないのである!!
1人目
最初に挑戦することになった勇猛果敢な男性。ロープを掴んで飛んだはいいが、勢い足りず対岸に手は届いたもののあえなく落下
2人目
続いての挑戦者もまったく勢いが足りず、ロープは途中で停止。対岸に手を伸ばしたものの、谷に転落
3人目
反動をつけてジャンプし、対岸に着地! …かと思いきや、着地した瞬間にバランスを崩し谷に落っこちてしまった。あまりの展開に、挑戦者は呆然…
4人目
大きく飛んで、対岸に向かってジャンプ! しかし、対岸に身体を打ちつけ、顔面をぶつけてそのまま落ちてしまった
5人目
ゴールに着地を試みるがあと一歩届かず。左足を打ちつけながら転落した
6人目
こちらの挑戦者も飛び方を失敗、着地点にアゴをぶつけながら落っこちていった
7人目
優秀な戦士が次々と脱落していく中、苦労はいつか報われるものである。華麗にジャンプし、よろめきながらもゴールに着地。見事最初の成功者となる!
竜神池用意した「ターザン渡り」を突破されてしまい、苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべるたけしと石倉。だが、仕掛けはまだまだ用意されている。石倉が「これこそ間違いないやつ!」と太鼓判を押す次なる難関こそ、たけし城名物として多くの挑戦者たちを飲み込んでいくことになる「竜神池」である。
長さ10m、幅5mの池に20個以上の飛び石が設置されている。そのうち数個が浮き石となっていて、これを踏んでしまうと落ちて沈んでしまうわけだ。池に落ちると身体が溶けてしまうらしいので、慎重に渡っていくことが肝心だ!
当初の石は、表面が平らだがカドが立っているタイプ。浮き石はよ~く見ると傾いている物があるので、上手く見抜けば避けられる。一方、沈まない石はきちんと固定されていないのか、乗るとぐらついてしまう物があるので注意が必要。また、ゴール直前にある石は1/2の確率で片方が沈むように設定されているぞ
引き続き…7人目
ロープを華麗に渡った挑戦者は、池も華麗に渡っていく… はずだったが、4歩目で浮き石を踏んで転落。目の前にあった石に身体をぶつけ、そのまま沈んでいった
8人目
場面は再び「ターザン渡り」に戻る。コツをつかんできたのか、成功者が現れ始めている。
8人目の挑戦者はロープの結び目をつかんで飛び、ゴールに着地。
続いて「竜神池」。ダミーの石を踏むも、すぐさま体勢を立て直して復帰。ゴール直前で派手にジャンプを試みたが、飛び石に若干届かずつまずいてしまった! そのまま回転しながら池に落ちていくのだった
9人目
今度の挑戦者は、あの俳優の寺島進である!
「ターザン渡り」では足を天に向けながら大きくジャンプ! 勢いをつけすぎてゴール地点の先にある穴に落ちてしまったがセーフ。クリアとみなされた。
「竜神池」では手前にある土手を駆け登り、気合い一発。しかしその気合いとは裏腹に、池の目の前まで近づいたら一転して怖気図き、慎重に渡ろうと試みる。だが、2歩目で浮き石を踏んでしまい、ゆっくりと池に沈んでいった
10人目
「ターザン渡り」ではスピードが強すぎて、ゴールの先にある滑り台からそのまま穴に落下。紙のテープにまみれながら次へと向かう。
「竜神池」では土手を勢いよく駆け下り、池を疾走! …ところが、浮き石を踏んでつまずいてしまい、前転しながら落っこちてしまった!!
11人目
「ターザン渡り」ではゴールに着地! …した瞬間、勢い余ってその先の穴に落ちてしまう。
次の「竜神池」では、2歩目でダミーを踏んで池にドボン。しかしあきらめの悪い挑戦者、石に登ってもう一度チャレンジしようとする。しかしその先でまたしてもダミーを踏んでしまい、頭まで浸かって全身水浸しとなってしまった…
12人目
「ターザン渡り」ではロープが体に引っかかったがゴールに上手く着地。
「竜神池」は慎重に慎重を重ねながら石を選んで進み、ダミーに引っかかることなく無事ゴール! 初の「竜神池」突破者となった
悪魔の館「竜神池」を突破されてしまったが、家老・石倉が仕掛ける難関はこれだけではない。たけし軍の技術陣が長年の研究の末、生み出した次なる難関こそ「悪魔の館」である。
正方形で区切られた12の部屋で構成される恐怖の館には、恐ろしい怪人が潜んでいる。攻撃軍はこの館に潜入し、怪人の手をすり抜けて脱出しなくてはならない!
挑戦者を今か今かと手ぐすね引いて待ち構えているのは、たけし曰く『ビートたけしのスポーツ大将』(テレビ朝日系)の砲丸投げ企画で最低新記録を出してしまったというストロング金剛と、新参者の岡田正典。彼らに捕まったら最期、絞め殺されてしまうのだ!!
引き続き…12人目
ここでも慎重さを見せる挑戦者。ドアを軽く開いてフェイントをかけつつ、迷路をゆっくりと進んでいくが… 岡田に捕まり失格となってしまった
13人目
またもや場面は2つ前の「ターザン渡り」に逆戻り。13人目の挑戦者はすました顔でターザンに成功。白いトレーナーにジーパンという出で立ちだったが、何故かその次からは白いつなぎにハチマキという姿に。
「竜神池」はポン、ポンとタイミングよく沈まない石を選んで、こちらも難なく突破。
次は問題の「悪魔の館」だ。スタート地点でどうやって入るのか一瞬悩みながらも潜入、息をひそめながら静かに進んでいくが、その先には岡田が待ち構えていた。目と目が合った瞬間、岡田の魔の手が伸びる! 挑戦者は無駄な抵抗を試みるも、当然失格と相成ったわけであります
14人目
「ターザン渡り」ではゴールに上手く着地! できたかに見えたが左足にロープが引っかかり転倒。滑り台の先にある紙テープの海に頭から突っ込んでいった。
雄たけびをあげながら土手を乗り越え、「竜神池」へと突入。ゆっくりと石を選んで進み、途中で足を滑らせ落ちそうになったがなんとか体勢を立て直し、池を突破した。
続く「悪魔の館」では、ドアと壁の隙間から怪人がいないか覗きつつ、忍び足で進んでいく。金剛が潜む部屋のドアを開けるが、挑戦者からは見えない。問題ないと見た挑戦者が足を踏み入れた瞬間、金剛が出現! しかしすばしっこさでは勝っていた挑戦者は、金剛の手を逃れてゴールに向かってダッシュ! 見事「悪魔の館」から抜け出すことに成功した!!
第二砦難関を突破していく攻撃軍。いよいよ城に近づいてきたため、たけしも石倉も焦りの色が隠せなくなってきた。
次に立ちはだかるのが「第二砦」である。アイドルとして一世風靡したのち引退、イルカに乗って芸能界に帰ってきた城みちる隊長。彼の指揮で軍団が丸太・岩石攻撃を仕掛ける!
まずは攻撃を避けながら坂を横切っていく。ちなみに、丸太や岩石に当たった場合はなんとセーフである。中間地点に辿り着いたら、小屋で水鉄砲を装備して、再び軍団との銃撃戦が始まる。軍団たちの容赦ない一斉攻撃をかい潜り、的を撃ち抜かれることなく砦に入り込めばクリアである!
引き続き…14人目
顔面に岩石がぶつかりながらも、泥だらけの斜面を必死に駆けていく挑戦者。運よく水鉄砲を装備し、頂上にある砦を目指す。しかし、四方を敵に囲まれ多勢に無勢。大森うたえもんに狙い撃ちされ、哀れ失格となった
15人目
時計の針は再び「ターザン渡り」地点まで戻る。今度の挑戦者は見事ターザンに成功。勢い余ってゴールの先の坂を滑ってしまったが、クリアはクリアである。
続きましての「竜神池」、土手の上で「押忍!」と気合いを入れて池に向かって前進、前進、また前進。傾いていてどう見てもダミーだと分かる石を避け、軽々と突破。
お次は「悪魔の館」。怪人のいなさそうな部屋を見るやいなや、一気通貫でゴールした。
さて、今度は「第二砦」である。軍団が投げる岩や丸太を、間一髪避けながら斜面を横切った。そして銃撃戦では砦にあと一歩の所まで接近するが、的が破れて失格。「参りました!」と両手をあげて降伏した
16人目
攻撃軍の精鋭中の精鋭と呼ばれる挑戦者が登場。「ターザン渡り」を華麗にクリアして「ヨッシャー!」と叫ぶ。ナレーションの宮内アナも思わず凄いと言ってしまう迫力だ。
その勢いのまま「竜神池」へと突入。沈む石を踏んだが、次の飛び石に移って難を逃れる。ゴール直前でもダミーを踏んで落ちかけたが、なんとか池の縁をよじ登ってクリア。その身軽さにたけしも石倉も驚愕。
次の「悪魔の館」では、うってかわって静かに潜入。悪魔の気配を敏感に感じ取りながら、館の中を行きつ戻りつ。だが最後は怪人がいないルートを見極め一気にゴールへ突き進んだ!
今度は軍団が待ち構える「第二砦」。余談だが、ここまで城みちるの出番は登場シーンの部分だけである。大量の岩石を見事にかわし、水鉄砲を装備。軍団の攻撃も何のその、あれよと言う間に砦を乗り越えてしまった!
ジブラルタル海峡1本のロープが張られた海峡を、ただただレンジャーのように渡っていく。たけし軍からの攻撃はナシ。ここまでたどり着いた挑戦者にはあまりにも簡単過ぎる内容である。
そんなわけで、これがのちに番組名物になるとは想像できないくらい、地味過ぎる関門なのでした…
引き続き…16人目
「第二砦」を軽く突破した挑戦者は、レンジャー渡りに挑む。だが、これまでの難関に比べたら非常に楽である。こちらも難なく突破した。
とはいえ体力的にキツイのは確かで、柳沢レポーターによるインタビューでは息も絶え絶え。疲労困憊の姿を見せていた。前半戦はまず、宮崎県延岡市出身の大学生が「人喰い穴」に進出決定!
CM2が終わり、ここまで「ジブラルタル海峡」を突破した挑戦者は16人中たったの1人。果たして残り28人のうち、何人の戦士が海峡を乗り越えられるのであろうか? いよいよ戦いは後半に突入する!
17人目
間抜けなBGMに乗せて、「ターザン渡り」の珍プレー集が始まった。
最初の挑戦者は、ゴール地点に届かず空中をブ~ラブラ。奇声をあげながら揺られ続けるが、スタッフの「はい、ダメ!」の一言でアウト。最後は力尽き、ゴールに手をぶつけながら落ちていった
18人目
泥だらけのスーツを羽織った挑戦者。「うぉーっし!」と気合は十分だが、反動をつけずに飛んだのでゴールに届かない。手を離した瞬間、穴に消えていった
19人目
「第一砦」の激戦で、シャツがペンキに染まった挑戦者。
「ターザン渡り」ゴール地点に飛びつくも着地失敗。胸を強打しながら穴に沈んでいった
20人目
ロープの使い方と反動の付け方をミスしてしまったため、ロープは中間地点までしか届かない。ゆっくりとロープに揺られ、最後はあきらめて大人しく穴に落ちた
21人目
作業服を着た男性、果敢に挑むがゴールにあと一歩届かず、そのまま転落
22人目
スタート地点にお尻を思いっきりぶつけてしまったが、足がゴールに届いて上手く着地成功か!? と思いきや、バランスを崩して背中から穴に落っこちていった
23人目
両足を天に向けるほど、勢いよくロープを掴んで渡ろうとするはちまき男。手はゴールに届いたのだが… 着地点の角にアゴをぶつけながら転落してしまった…
24人目
綺麗にターザン成功! …かに見えたが着地した瞬間よろけてしまい、前のめりで紙プールの穴に転落。惜しくも失敗!
25人目
勢いが全く足りず、ゴールに届かない。なんとか足を伸ばしてあがいてみたが、それすら届くことはなく、あっさりとあきらめて落ちていった
26人目
飛ぶ際の勢いが足りなかったか、右手だけはゴール地点にかけたものの、穴に落ちてしまった
27人目
かけ声は威勢がいいが、ロープの勢いはまったく足りず。右腕をゴール地点に打ちつけて落っこちた
28人目
途中でバランスを崩し、「あー、やべ!」と言いながらロープから手を離して転落
29人目
途中でのけ反るようにしてゴール地点にジャンプ! 左足は届いたものの穴に落下してしまった
30人目
ゴール手前で「おおおぉぉぉ~どうだ!」と言いながらジャンプしたが、惜しくも届かず転落
31人目
スタート地点でロープをつかむことに失敗し即転落。紙テープまみれになってしまった
32人目
ターザンの要領が分からないのか、谷隊長に促されても戸惑うばかりの挑戦者。さんざんロープに手こずった挙句、どういうわけかスタート地点からそのまま垂直ダイブ! 隊長も「こりゃだめだ」とお手上げ状態。おまけに挑戦者は、スタッフが引っ張った(?)ロープがアゴにひっかかって転倒してしまった
33人目
颯爽とターザンを決めるが、ゴール地点に到達! しかし着地はきれいにいかず、滑り台でその先にある紙テープのプールに落下。とはいえ、クリアはクリアなのだ
34人目
ジャンプの仕方を失敗し、すぐにロープから手を離して正座しながら穴に転落。勢いそのままに紙プールへ頭からつっこんでいた
35人目
「うわっ!」と言いながらゴールに着地を試みるが届かず、「うぉっ!」と叫びながら穴に消えていった
36人目
スタートした瞬間、キツイ表情を浮かべた挑戦者。ロープから手がするりと離れ、途中で力尽きてしまった
37人目
ゴールに見事着地! したかに思えたが、身体にひっかかったロープに巻き込まれ惜しくも転落… 宮内ナレーターも思わず「惜しい…」とつぶやいてしまった
38人目
両足でゴールに着地したものの、ひっかかったロープで変な体勢になった結果、穴に落っこちてしまった
39人目
右足はゴール地点に届いたものの、右足がロープに絡まって体勢を崩してしまい、穴に転落!
40人目
ゴールに手が届いたが、両手をぶつけてしまい「あ痛てっ!」と叫びながら穴に落ちていった
41人目
あと一歩の所で、右手をゴール地点にぶつけながら落下してしまう
42人目
ゴール地点に足が届いたのも束の間、足を滑らせてしまい、情けない表情を浮かべながら穴に落ちてしまった
43人目
ゴールに足がかかったが惜しくも転落
44人目
ついにラスト44人目。「ああ、ダメだ」と言いながらもゴールに着地。しかし、左手でつかんでいたロープに身体を持って行かれて逆戻り。穴に転落!
45人目
さて、続いて45人目… あれおかしいぞ? でも気にしないでおこう。飛び方を間違えて、スタート地点からすぐさま落下! 宮内ナレーターにも「全然ダメ!」と一刀両断されてしまった
46人目
続いて魔の「竜神池」コーナー。BGMがなく、谷隊長や柳沢レポーター、周りの戦士やスタッフたちの声援やガヤを受けながら、のどかな雰囲気で戦いが繰り広げられます。
最初の挑戦者は非常に慎重な性格らしく、石を一個一個確かめながら進んでいきます。最後は谷隊長の「まっすぐずっと行きゃいいんだ!」というアドバイスを受けて駆け抜けようとしますが、ゴール直前で沈む石を踏んでしまい、池に転落。悔しさのあまり、ダミーの石に八つ当たりしていた
47人目
小走りで池に近づいてきた挑戦者。しかし2歩目で沈む石を踏んでつまづき、その先にある濡れた石で足を滑らせて池に転落!
48人目
今度は勢いよく駆け出してきた挑戦者。カメラに向かって手前側の石をテンポよく踏んでいくが、4歩目でダミーを踏んでしまい沈没…
49人目
お次はジーパンにハチマキ姿の、ある建装(建設塗装)会社の人。身のこなし軽く石を渡っていくが、前の人と同じダミーの石を踏んで転落。前方の沈まない石にお腹を打ちつけてしまった
50人目
50人目… ではなく、実は11人目の挑戦者の挑戦シーンである。一度池に転落した後、諦め悪く再チャレンジしたシーンが流れていた
51人目
谷隊長に「選んで行けよ!」とアドバイスを受けつつ、ポン、ポンと石を選んで渡っていくが… 途中で沈む石を選んでしまって転落、全身水浸しとなった
52人目
「ゆっくりでいいよ」「選んで行けよ!」という声援を受けたため、石をひとつひとつ目視で見極めながら進んでいく。一瞬悩んだり、よろけたりしつつなんとかゴール手前まで到達。しかし最後の2択で選択ミス。奥側にある沈む石を踏んでしまって落っこちてしまう。挑戦者は驚いて目を見開きながら、しばらく呆然としていた
53人目
谷隊長が「お、緊張してるね。ダメだなこれは」と言った通り、どこかぎこちない感じのする挑戦者。案の定ダミーを踏んで転落!
54人目
ゆっくりと慎重に石を選んで渡っていく挑戦者。だが、巧妙に仕掛けられたダミーに足をかけてしまったため、そのまま落っこちてしまった
55人目
55人目… ではなく、10人目の挑戦者のシーンが再び流れた。豪快に前転しながら着水していった瞬間を3連続リプレイ再生
56人目
再び「ターザン渡り」地点に戻って戦士たちの活躍ぶりを見てみることに。行ったり来たりで非常にややこしい編集である。
…しかし、ここで登場したのは9人目の挑戦者、寺島進。「ターザン渡り」のシーンは先ほどと同じ。
しかし「竜神池」はどうやら再チャレンジ? ここでも慎重さを見せながら進んでいくが、二度もミスするわけにはいかない。上手く石を選んでゴール、思わずダブルピースで喜んでいた。
次は「悪魔の館」。あやうく金剛のいる部屋を開けたが、危険を察知して回避。行きつ戻りつしながら、怪人のいなさそうな部屋を選んで一気に駆け抜けようとしたが… 金剛に肩を掴まれ失格。首を絞められ、断末魔をあげながらその場に倒れ込んでしまったのであった
57人目
場面は「ターザン渡り」に逆戻り。ゴール地点に足を伸ばすが届かないとみるや、すぐさま諦めてロープを離し、穴に落ちていった
58人目
次の挑戦者は、コツが分かっているのか「ターザン渡り」のゴール地点にきれいに着地。ガッツポーズしながら、ゴール横の階段を駆け下りていった。
続いて「竜神池」。足で石を確かめていく作戦を取りながら進んでいく。ルールが確立されていない、初期ならではの有効技である。だが慎重になり過ぎるあまり、次に渡るべき石を選べない。悩みつつ何とかゴール手前まで到達、ここでは2分の1の確率で沈む運命の選択が待ち受けている。ここは石が離れているので、足を伸ばして確かめることができない。意を決して選んだのは手前側にある正解の石。上手く池を渡り切ることに成功し、安堵の表情を浮かべた。
しかしまだ終わりではない。またも慎重さが求められる「悪魔の館」なのだ。ここでは怪人の気配を察知しながらゆっくり進んでいく。怪人が開けたドアにぶつかったため、慌ててダッシュした先はなんとゴール! 運よく館を通り抜けることができた。
今度は泥の坂を横切っていく「第二砦」。いきなり滑り落ちていったが、それでも果敢に突き進んでいく。軍団が投げる丸太に轢かれ、またしても滑落。どうみても失格っぽいが、ルールが曖昧なせいでセーフ。番組初回らしいユルさである。なんとか水鉄砲を装備し、今度は砦目指して坂を登っていく。草木を活用して軍団の銃撃を避けながら、砦に到達! なかなかの奮闘振りを魅せる。
そして、宮内ナレーターにも「謎の」呼ばわりされてしまっている「ジブラルタル海峡」のロープ一本・レンジャー渡り。息荒く、最後の気力を振り絞りながらも渡り切り、海峡を突破。やっと2人目の「人喰い穴」進出者が現れた
59人目
続いてヒゲを生やした挑戦者。「ターザン渡り」では、ゴール地点に着地。ロープを離そうとした瞬間、よろけて落ちそうになりましたが体勢を立て直して無事成功。
「竜神池」では、雄たけびをあげながら手前の土手を乗り越える。うって変わって、石は慎重に選んで進んでいく。谷隊長も思わず「いいね~」と褒めたのだが… ダミーの石を踏んでまっすぐに沈んでいきました
60人目
とうとう60人目。実際のところ「第一砦」を何人がクリアしたのか、もはや分かりません。
次は出ました、金子社長。「ターザン渡り」ではあやうく失格か? と思われたが、ゴール地点にお腹から着地。胸を打ちつけ、眼鏡も吹っ飛びましたがよじ登って何とかゴールイン。思わず「ざまぁみろ!」と叫ぶ。
「竜神池」でも元気よく池に向かって走りだしていく。手足を使って石を選び、慎重に進んでいきます。途中、右足で沈む石を踏んで落ちそうになりましたがこれを回避。しかし、その先にある沈む石は避けることができず残念ながら転落。
ゴールに待ち受けていた柳沢レポーターがインタビュー。「悔しい、もう一回やりたい!」と気持ちを吐露。今回は残念ながらここでで失格となりましたが、これをきっかけにして番組にのめり込んでいくようになるのです…
61人目
再び場面は「ターザン渡り」へ。きれいなフォームで難なく着地成功。
続いて「竜神池」では一歩一歩着実に沈まない石を踏み、淡々とゴールイン。
「悪魔の館」は、扉を開けてフェイントをかけながら行きつ戻りつを繰り返し、怪人たちを翻弄。金剛が出口付近の部屋からいなくなった隙に、一気に駆け抜けて脱出! 裏をかかれたと、たけしと石倉を悔しがらせた。
今度はスタミナがものを言う「第二砦」。さっそく坂から滑り落ちそうになり、転がってきた丸太にぶつかりそうになるが、すんでのところで避ける。次々と軍団が投げる岩石もかわして、中間地点まで到達。水鉄砲を装備して、今度は銃撃戦に挑む。軍団に囲まれ万事休すかと思われたが、必死に坂を駆け登って砦に到達!
最後は「ジブラルタル海峡」である。苦しい表情を浮かべながらもなんとかレンジャー渡りに成功! 「人喰い穴」進出!
たけし城を巡る戦いはいよいよ佳境に。陽が沈み始め、緑山に夜が訪れようとしていた。生き残った攻撃軍の勇士4名は、「ジブラルタル海峡」の先にあるトンネルを抜け、「人喰い穴」へと進軍していく!
さて、たけし城本丸へとつながる地下道を通るには、この隠し穴を越えていかなければならない。5つの穴のうちの2カ所には、元ボクシングチャンピオン・渡嘉敷勝男と拳法の達人・大念寺誠が潜んでいる。彼らが待ち受けている穴を避けて通らなければならないが、捕まったら命の保証はない。確率は3/5、完全に運任せである。
余談ですが、この頃の「人喰い穴」は掘った穴にゴム製シートを被せただけの大変粗末なものでした。これがのちにちょっとした事故につながるのですが、その件については後の回で…。
大念寺が入った穴は左上、渡嘉敷が入った穴は真ん中下である
1人目
元気よくトンネルを抜けてやってきた挑戦者。真ん中上の穴に突入し、見事通過!
2人目
最初に「ジブラルタル海峡」をクリアした挑戦者。しかし大念寺が潜む左上に入ってしまい、拳法でボコボコにされ失格…
3人目
次の挑戦者は2人が潜む穴を避けて一番奥にある左下の穴を選択。見事通過!
4人目
最後の挑戦者はトンネルに近い右の穴に入り、無事通過した!
数々の難関を乗り越え、全身ペンキや泥だらけのソルジャーたち。100人のうち生き残ったのは、たったの3人である。地下道を抜けて、いよいよたけし城での最終決戦。お馴染みの水鉄砲と的を装備して、最後の銃撃戦が繰り広げられる!
さて、ここまで生き残った精鋭たちに、簡単な自己紹介の機会が設けられたので紹介しよう
…以上の面々である。たった3人で、初めての戦いに勝利することはできるのであろうか!?
一方、たけし城司令室では軍団が集結。攻撃軍が目の前まで攻め込んできてしまったため、たけしたちは大わらわ。殿の出陣命令を受けて、配置につく軍団たち。「俺逃げちゃおうかな」などと敵前逃亡を試みようとするたけしに、「城主たるもの、そういうことじゃ困ります!」と苦言を呈する石倉であった…
そんなわけで、谷隊長の攻撃命令が下り、最後の決戦が始まる! たけしと石倉、軍団が待ち構える城に攻め込み、最上階に待ち構える城主たけしの的を撃ち抜けば勝利である!
入口付近を陣取る下っ端を倒し、2階層を目指すが… 待ち構えていた軍団によって蜂の巣にされ、まず1人が脱落。残りの2人も、そのまんま東の強力なマシンガンにやられ討ち死に。多勢に無勢、攻撃軍はあっけなく敗北してしまった。敗走する谷隊長を尻目に、たけしの嘲り笑いが戦場に響いた…
※今回はナレーション(宮内鎮雄)が記載されませんでした